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カシオ、漆塗りの電卓 手作業で製造に1カ月

カシオ計算機は、日本の伝統工芸である漆塗り技術と同社電卓の最上位モデル「S100」シリーズを融合させた特別モデル「S100X-JC1-U」を4月9日に発売する。価格は99,000円。老舗越前漆器メーカー「山久漆工(やまきゅうしっこう)」の熟練塗師が一台ずつ手作業で漆の塗装を施したもので、生産数は限定650台。

同社電卓のフラッグシップモデル「S100X」をベースに、日本を代表する伝統工芸「漆塗り」を掛け合わせた特別モデル。長い歴史を持つ日本の漆文化を融合させることで、所有する歓びを感じ、長く使用できる逸品を目指したという。

ボディは福井県鯖江市の工房で一点ずつ仕上げられ、天然漆100%の深く濃い艶と格調高い佇まいが特徴とする。漆の木から採取した天然の樹液を濾過し、不純物を取り除いた生漆を原料に使用。アルミニウム合金のボディに、漆塗りの仕上げ方のひとつ「溜塗(ためぬり)」を施し、赤色の下地に半透明な飴色の漆を重ねることで、深みのある赤茶色やえんじ色を生み出している。漆塗りの工程や乾燥後、組み立ては山形カシオで行ない、1カ月以上の製造期間をかけて仕上げている。

ベースとなる電卓「S100」シリーズは、同社電卓で唯一、山形カシオで国内生産されているもの。低反射・高コントラストの液晶を採用し、さまざまな光源下でも数字を鮮明に表示する。液晶の文字色には万年筆のインクをイメージした紺を採用している。

特別仕様のパッケージには、芯材を用いた堅牢な箱に、深みのある黒地に伝統的な金模様をあしらい、カシオのロゴには金箔押しを施している。