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マイクロソフト、競合より“最大3倍”高速な独自AIアクセラレータ「Maia 200」
2026年1月27日 01:00
米マイクロソフトは、同社のクラウドインフラ向けのAI推論アクセラレータプロセッサー「Maia 200」を発表した。Maia 200はすでにAzureのアメリカリージョンに導入が開始されている。
マイクロソフトは2023年、同社初のオリジナル推論アクセラレータとして「Maia 100」を導入しているが、Maia200はその後継となる存在だ。
トランジスタ数は1,000億以上とされ、製造にはTSMCの3nmプロセスを採用。コストパフォーマンスと性能の両方に重点が置かれている。
AIの推論処理が求めるFP8およびFP4での演算に特化しており、FP4で10ペタFLOPS以上、FP8で約5ペタFLOPSの性能を発揮する。これはマイクロソフトによれば、競合となるAmazonのTrainium(第3世代)に対し、FP4性能で3倍、GoogleのTPU(第7世代)と比較してFP8性能では上回るとしている。
また、コスト効率については、 既存のシステムと比較して費用対効果が30%向上しており、マイクロソフトが展開するもののなかでも、最も効率的な推論システムだという。これは、処理性能だけでなく電力効率やメモリー転送のボトルネック回避などが機能しているからでもある。
Maia 200は、まずマイクロソフト内の先端AI開発チームである「Microsoft AI Superintelligence Team」が利用するが、今後、Microsoft Foundry(旧Azure AI Studio)や、Microsoft 365 Copilotのインフラとしても活用されていく予定だという。
Maia 200
