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MCPやAGENTS.mdを標準化 エージェントAIの標準化団体「AAIF」設立
2025年12月10日 09:57
Linux Foundationは9日、Anthropicによる「Model Context Protocol(MCP)」、Blockの「goose」、OpenAIの「AGENTS.md」などの技術プロジェクトを管理する「Agentic AI Foundation(AAIF)の設立を発表した。
AAIFは、各社が開発した技術をオープン標準として管理し、エージェント型AIが透明性と協調性を保ち動作することを保証する環境を構築する。
MCPはAIモデルをツールやデータ、アプリケーションに接続する標準プロトコル。gooseはオープンソースのAIエージェントフレームワークで、言語モデルと拡張可能ツール、標準化されたMCPを統合する。AGENTS.mdは、AIコーディングエージェントが異なるリポジトリやツールチェーンをまたいで確実に動作するために、プロジェクト固有のガイダンスを提供するもの。
業界標準となっている、MCPとgoose、AGENTS.mdなどのエージェント技術をAAIFに移管し、中立的なAIインフラの構築を目指す。
AAIFのプラチナメンバーにはAmazon Web Services(AWS)、Anthropic、Block、Bloomberg、Cloudflare、Google、Microsoft、OpenAIなどが参加。ゴールドメンバーにはAdyen、Cisco、Datadog、Docker、Ericsson、IBM、JetBrains、Okta、Oracle、Runlayer、Salesforce、SAP、Shopify、Snowflake、Temporal、Tetrate、Twilioらが参加する。
