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楽天証券、米国株配当で米ドルMMFを自動買付 1ドル未満も対象

楽天証券は、米国株式の配当金および売却代金をもとに、米ドル建てMMFを自動で買い付けできる業界初のサービスを12月21日に開始する。発注の手間を省き、米国株式で得た米ドル資金を余剰期間なく運用できるようになる。

従来、米ドル建てMMFを購入するにはユーザーが都度注文を出す必要があったが、同サービスにより、配当金や売却代金が入金されると自動で「楽天・米ドルMMF」を買い付けられるようになる。同社では米ドル建てMMFから米国株式を直接購入できるため、組み合わせることで為替手数料を意識せずスムーズな取り引きが行なえる。

自動買い付けのタイミングは、配当金が入金日、売却代金が国内約定日の翌営業日。自動買い付けの金額は、配当金の入金日または売却代金の売却日における合計額となる。設定は7時10分から7時40分を除きいつでも行なえる。なお、対象銘柄の楽天・米ドルMMFの通常の最低投資金額は1ドル以上だが、同サービスでは1ドル未満でも購入できる。

同社ではこれまでも、米ドル建てMMFからの米国株式の直接購入や、外国債券の利金・償還金を外貨または外貨建てMMFで受け取れる「利金・償還金自動買付けサービス」などを提供してきた。新サービスの追加により、米ドルを活用した資産形成を行ないやすい環境が整うとしている。

主要ネット証券の米ドル建てMMF自動買付サービス比較