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最大15週先の野菜価格を予測する「野菜の相場予測」 日本気象協会

日本気象協会は、全国14市場を対象とした「野菜の相場予測」サービスを提供開始した。主要50品目の取引価格や数量を最大15週先まで予測する。スマートフォンアプリ「biz tenki」では月額650円で提供されるほか、PDFやCSV形式でのデータ提供にも対応する(別料金)。

「野菜の相場予測」は、流通や小売、外食産業などの仕入れや販売計画の高度化支援や、需給の安定化などをサポートするサービス。気温・降水量・日射量などの気象条件と流通量などをもとに、品目ごとに生育状況や需要を推定。気候変動による異常気象の影響も考慮し、需給バランスに基づく精度の高い予測を可能にした。2013年から2025年までに基づく実績データ検証では、価格変動の予測精度は平均で約70%に達している。

品目別の価格適中率

対象品目は、キャベツ、レタス、はくさい、だいこん、にんじん、たまねぎの主要6品目に加え、トマト、ピーマン、ほうれん草、ばれいしょなど約50品目。対象市場は札幌市、仙台市、東京都、横浜市、名古屋市、金沢市、大阪市、京都市、神戸市、広島市、高松市、福岡市、北九州市、沖縄県など全国14市場。週次でデータが更新され、最大15週先までの見通しを提供する。

2024年末のキャベツの高騰事例