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トンボ、シャープペン「モノグラフ ファイン」にネイビー・グリーン

トンボ鉛筆は、くり出し式消しゴムを備えたノック式シャープペン「モノグラフ ファイン」0.5mm芯の新ボディカラーとして、ネイビーとグリーンを12月4日に発売する。価格は1,320円。

モノグラフファインは、1本で“書く・消す”を満たすシャープペン「モノグラフ」をベースに、精緻な仕上げ加工を施したモデル。ペン先周りを明るく広くしたテーパー加工、書く時はノック棒・消す時はノックがロックされる消しゴムユニット、革のような感触のソフトフィール塗装を施したグリップなどを特徴としている。

テーパー加工については、直径10mmのボディを8.8mmに削り、これを4.8mmになだらかな富士型(逆アール)加工で削り、さらに3.4mmに削り、また富士型に1.6mmに削るという、4段の加工を施している。これにより、ペンが紙面を遮ることを低減し、紙上の見通しをよくしている。

加えて、一般的なシャープペンのペン先は口金と呼ぶ部品を後付けするところ、モノグラフファインでは一体化し、ガタつきやブレの解消に結び付けている。

消しゴムユニットについては、ノックを制御する「ファインイレースシステム」を搭載。芯出しするときは消しゴムユニットをノックする操作となるが、消しゴムを使うときは回転により自動的にノックが停止しロック状態になる。これにより、ホルダー消しゴムのように字消しができる。仕組みは本体内のオモリがペンの回転で移動し、ノック機構を制御している。

消しゴムは直径3.6mm、長さ30mm(実用23mm)の細字消しに適したスティック形で、消しゴムユニットの外周を回転させることで出したい消しゴム量に調整できる。

グリップ部の表面には、革製品のようなしっとりとした肌触りになるよう、ソフトフィール塗料(触感塗料)を塗装している。ソフトフィール塗料は耐加水分解に優れ、長期間の使用にもベタつきが発生しない点も特徴。

クリップは短いものを採用し、手の甲にクリップ先端が当たらないよう配慮している。クリップの色は本体色と同じネイビー、グリーンとし、シンプルなデザインに仕上げている。

既存色はシルバー、ブラックで、新色の発売により全4色展開となる。

左から、ネイビー、グリーン、既存色のシルバー、ブラック