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みちびき7号機、26年2月に打上げ GPSを上回る精度提供

みちびき5号機のイメージ(提供:内閣府宇宙開発戦略推進事務局)

JAXAは、H3ロケット9号機による準天頂衛星システム「みちびき7号機」の打上げを、2026年2月1日に行なう。打上げ予定時間帯は16時30分~18時。打上げ予備期間は2月2日~3月31日。場所は種子島宇宙センター大型ロケット発射場。

みちびきは日本版GPSともいえる衛星測位システム。これまで合計4機で運用が行なわれていたが、今年2月にみちびき6号機が打上げられたのを皮切りに、みちびき7機体制に向けた取り組みが本格化。12月7日にみちびき5号機(開発進捗の都合で6号機の後に打上げ)が打上げられる予定で、7号機の打上げにより7機体制の準備が整う。

7機体制の完了により、日本上空に常に最低4機のみちびきが常駐することになり、その精度が大幅に向上。米国の衛星測位システム「GPS」などよりもビルなどの影響を受けにくい上、センチメートル級の高精度なサービス提供も可能になる。みちびき7機体制による本格的なサービス提供は26年度から開始予定。将来的にはバックアップ体制を強化するため11機に拡張する計画も推進中。