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スマートICOCA、クイックチャージを26年10月終了 モバイルICOCA移行促進

JR西日本は、24年12月に新規販売を終了したICカード「SMART ICOCA」(スマートICOCA)について、今後のスケジュールを発表した。26年10月にクレジットカードによるクイックチャージを、27年2月にWebでの利用履歴の照会などを終了する。通常のICOCAと同様の現金チャージや、残額の利用などは引き続き利用可能。

スマートICOCAは、クレジットカードを紐づけておくことで、駅のクイックチャージ機にて現金なしでチャージできるもの。2006年に開始したサービスだが、近年はスマートフォンで利用する「モバイルICOCA」「Apple PayのICOCA」の利用が拡大していることからこれらを代替サービスとし、24年10月にスマートICOCAの新規販売を終了した。

スマートICOCA

今後終了するサービスは、クイックチャージやWebでの利用履歴の照会のほか、26年12月10日にスマートICOCAセンターでの紛失再発行、会員情報の変更などが終了予定。

サービス終了後にスマートICOCAを紛失した場合は、JR西日本のICOCAエリアのみどりの窓口や改札などで翌日に通常のICOCAが再発行される。Webでの利用履歴やポイント履歴の照会は、スマートICOCA会員は退会となるため利用できなくなるが、WESTER会員サービスは利用できる。

今後のスケジュール

今後、スマートICOCAとしての機能は終了するが、通常のICOCAと同等のサービスは継続して利用可能。利用できるサービスは、現金チャージ、ポイントチャージ、チャージ残額の利用、定期券の搭載(JR西日本の定期券に限る)、紛失再発行、障害再発行など。

なお、スマートICOCAの代替サービスとなるモバイルICOCAやApple PayのICOCAでは、登録したクレジットカードなどでのチャージや定期券の購入、チャージ残額や利用履歴の確認、WESTERポイントのチャージがスマホ上で利用できる。