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パイロット、独自開発“シナジーチップ”ゲルボールペン「Juice+」

パイロットコーポレーションは、独自開発のペン先「シナジーチップ」を採用したゲルインキボールペン「Juice+(ジュース プラス)」を12月24日に発売する。価格は165円。ボール径は0.4mm、インキ色はブラック、レッド、ブルー、オレンジなど全8色。

ジュース プラスは、細書きに適した「パイプチップ」と、丈夫で滑らかな筆記感の「コーンチップ」の長所を併せ持つという独自開発のペン先「シナジーチップ」を搭載。細書きでありながら、かすれず、なめらかな書き味とスムーズな書き出しを特徴としている。

具体的には、ステンレスパイプの先端にくぼみをつけてボールを点で支えるパイプチップと、一般的なボールペンに使われる円錐形のペン先で安定して書きやすいコーンチップのそれぞれの特長を活かした構造・形状で、細書きに適した細いパイプ形状のペン先でありながら、パイプの後ろ部分を太くすることでペン先の強度を高めている。また、インキの通り道が広がることでインキの供給がスムーズになり、細書きでも書き出しが良く、かすれず、なめらかな筆記が可能となった。

デザインは、透明感のあるフロストガラス調のクリップ、2層構造のインキ色パーツ、刻印でさりげなく表現したロゴが特徴。白を基調としたボディで、生活になじむ心地良いデザインを目指した。

インキ色は、スタンダードなブラック、レッド、ブルー、オレンジ、花や植物をイメージしたニュアンスカラーのサクラ、ミント、ネモフィラ、ラベンダーの計8色。ニュアンスカラーは色の使い分けや視認性といった実用性を確保しながら、書く楽しみ、選ぶ楽しみを感じられるようラインアップした。

ボール径は、罫線ノートや教科書などの細かい箇所への書き込みやすさを考慮し、超極細タイプの0.4mmを採用した。

中学生・高校生・大学生を対象としたアンケートでは、ボールペン購入時に重視するポイントとして「書き心地」を挙げた人が最多となった。また、かすれ、ムラ、引っかかり、細かい字のつぶれなどを気にする人が多いという。価格帯については、100円台のボールペンを購入する人が半数以上を占めた。

アンケート結果から、「書き心地がいいボールペンを100円台で欲しい」というニーズがあるとの考えから、シナジーチップ搭載の100円台のモデルとして、ジュース プラスを開発した。

ジュースシリーズには「ジュース」(110円~132円)、「ジュースアップ」(220円)があり、ジュース プラス(165円)はこれらの中間に位置するモデルとなる。シナジーチップはジュースアップに搭載されている。

販売は各色単品のほか、8色セット(1,320円)を用意。そのほか数量限定で、ジュース プラスのテーマカラーであるグリーンの限定ボディ(インキ色:黒)とカラーインキ2色がセットになった「ジュース プラス 3色セット」(495円)を発売する。限定3色セットには、グラフィックデザイナーの芝山綾乃さんが、学生を応援する言葉からデザインした、クリップに取り付けできる「プラスのことば クリッププレート」(全5種)のいずれか1つが付属する。