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ChatGPTに「グループチャット」 AIがまとめ役に
2025年11月14日 12:40
OpenAIは、「ChatGPT」にて複数人とAIが同時に会話・共同作業できる「グループチャット」機能の試験提供を開始した。初期展開地域に日本が含まれており、ChatGPTのFree、Go、Plus、Proプランにログインしているユーザーが利用できる。
グループチャットは、旅行計画やアウトライン作成、意思決定など、友人・家族・同僚など複数人とChatGPTが一緒になって会話や議論を進められる新しいコラボレーションツール。ChatGPTが参加者が持ち寄る意見や情報を要約したり整理したりするほか、審判役として議論に決着をつけるなど、グループの意思決定に最適なツールとする。
グループチャットには20人まで招待可能。参加するにあたっては、名前、ユーザー名、写真を含む簡単なプロフィールの設定が必須になっている。応答はGPT-5.1 Autoで、最適なモデルが選択される。テキストでの会話のほか、検索や画像・ファイルのアップロード、画像生成、音声入力が利用可能。
グループチャット向けに、ChatGPTには新しい「ソーシャルな振る舞い」が教え込まれており、ChatGPTはグループの会話の流れを追い、文脈をみながら、いつ応答するか・静観するかを判断するという。ChatGPTからの応答が必要な場合は、メッセージ内でChatGPTにメンションできる。
絵文字でメッセージに反応する機能や、プロフィール写真を参照する機能も加えられている。例えば、グループの会話の中で画像生成することになった場合、グループメンバーの写真を使用した生成を行なえる。
行き先の比較、旅程作成、持ち物リストなどを、全員がChatGPT上で同じ情報を見ながら準備や作業が可能
庭づくりや新居のアート探しなど、パートナーやルームメイトと好み・アイデアを共有しながら進行
複数人の好みに合うレストラン探しや、軽い議論の中立役として活用
アウトライン作成や新規テーマの調査、共有メモの整理など、ChatGPTが要点をまとめ、進行を助ける
グループチャットは、通常のChatGPTのプライベートな会話とは分離され、記憶(メモリー)は使用されず、グループチャットの会話から新たなメモリーは作成されない。メモリーは将来的に詳細にコントロールできるよう検討されている。レート制限はChatGPTの応答時のみ適用され、ユーザー同士の会話には影響しない。
18歳未満のユーザーがグループチャットに参加した場合、ChatGPTは、チャット内の全員に対してセンシティブな内容の露出を自動的に抑制する。保護者はペアレンタルコントロール機能でグループチャットへの参加機能を完全にオフにできる。
今回の試験提供は、ChatGPTを「他者とつながり、協働できる共有スペース」へと進化させる第一歩と位置付け、今後の展開に向け早期ユーザーからのフィードバックを受け付けている。

