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YouTube、テレビ向け新機能 動画やサムネを高画質化

動画をアップスケールするYouTube super resolution

YouTubeは10月29日(米国時間)、テレビ画面での視聴体験を向上させる機能を発表した。順次提供を開始している。

過去1年間で、テレビ画面経由で10万ドル以上の収益を上げたYouTubeチャンネルは45%以上増加しており、YouTubeはリビングルームでの利用拡大に向けた取り組みを加速させる。

主な機能のひとつが、サムネイルの高解像度化。従来2MBだったサムネイルの容量上限が50MBに拡大され、4Kの高精細な表示が可能になった。また、AIを活用して1080p未満の動画をHDにアップスケーリングする「YouTube super resolution(超解像度)」の提供も始まった。将来的には4Kアップスケールに対応するほか、これらの処理は元のファイルには影響を与えず、クリエイターが設定を選べる。

チャンネルページ上では、没入感のある「Immersive previews」が追加された。テレビ画面でチャンネルのホームを表示すると、より没入感のある動画プレビューが再生され、コンテンツの発見性が向上する。また、チャンネル内検索では、他の動画に埋もれることなく、検索対象のチャンネルのコンテンツが優先的に表示される。

Immersive previews

ショッピング機能も強化。QRコードを通じてスマートフォンから商品ページへアクセスできる機能に加え、動画内の特定タイミングで商品情報を表示する仕組みのテストも開始された。