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東武鉄道、異常時の駅案内をテキスト表示「みえるアナウンス」

東武鉄道は、聴覚障がいのある人や訪日外国人旅行客などへの案内を拡充し、異常時に放送される駅構内のアナウンスを多言語でテキスト表示できる「みえるアナウンス」の実証実験を、10月22日より順次開始する。対象駅は、東武スカイツリーラインの浅草駅・とうきょうスカイツリー駅・北千住駅と、東武東上線池袋駅の4駅。

「東京2025デフリンピック」の開催にあわせて実施。専用アプリをインストールしなくても、ユーザーのスマートフォンに駅構内のアナウンスを多言語でテキスト表示できる。

駅係員が操作して4言語(日本語・英語・中国語・韓国語)のアナウンスを放送できる専用アプリ「おもてなしガイド for Biz」と連動。駅構内(改札内外)に設置する専用パネル「トリガーボード」にスマートフォンをかざすか、二次元コードを読み取ることで、異常時などに放送されるアナウンスの内容が多言語でテキスト表示される。

なお同機能は、ヤマハが開発・提唱している「音のユニバーサルデザイン化」を実現するテクノロジー「SoundUD(Sound Universal Design)」の一環として開発した技術を利用している。