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タグ・ホイヤー、高級スマートウォッチに新型 OS刷新
2025年10月9日 16:00
LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパンは、腕時計ブランド「タグ・ホイヤー」の新作として、最新の第5世代スマートウォッチ「TAG Heuer Connected Calibre E5」を発表した。新たにAndroidをベースとした「TAG Heuer OS」を搭載する。7機種をラインナップし、価格は247,500円~352,000円。
スイスのクラフツマンシップとデジタルテクノロジーが融合した新時代のスマートウォッチと謳う新型。ケースサイズは45mmに加え、新たに40mmを追加している。防水性能は50m防水。
ケース構造が改良されラグにはファセット加工が施される。プッシュボタンは滑らかなシルエットになった。簡単に交換できるストラップシステムを搭載しており、ケースとストラップは一体感のあるデザインになった。
ケース素材はデザイン性と耐久性の両立を目指し、45mmモデルには、セラミック製ベゼルを備えたステンレススティール製と、サンドブラスト仕上げにブラックDLCコーティングを施したチタン製がラインナップされる。40mmモデルはポリッシュ仕上げのステンレススティール製で、ローズゴールドのPVDコーティングを施したバリエーションもある。ドーム型サファイアクリスタルが組み合わされ、クリスタル裏面にはグレーとシルバーのインデックスがプリントされる。
ストラップシステムはデザインが一新され、ラバー、レザー、メタル、ナイロンなど、幅広い素材とカラーをラインナップ。45mmモデルは、腕元のバランスと安全性を考慮してフォールディングバックルが組み合わされる。アクセサリーコレクションのスポーツストラップはピンバックル。40mmモデルは、ラバーストラップにピンバックル、レザーストラップにはフォールディングバックルの組み合わせ。
Calibre E5のウォッチフェイスは、TAG Heuer Connectedコレクション史上最大規模のバリエーションを用意。腕時計の「タグ・ホイヤー カレラ」「タグ・ホイヤー アクアレーサー」「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」のデザインなどが用意され、ユーザーによるカスタマイズにも対応する。
ソフトウェアは、Androidをベースに自社開発した「TAG Heuer OS」を搭載。すっきりとしたUIで視認性が向上、素早く直感的な操作が可能になった。カスタマイズ可能なウィジェットは、アクティビティトラッキング、心拍数モニタリング、最新の気象情報などを表示できる。
TAG Heuer OSは、内蔵スピーカーとマイクを介した音声通話と音声アシスタントへのアクセスに対応。タグ・ホイヤー独自のハプティクス(触覚伝達)とサウンド機構が搭載されるほか、オーディオシステムはクリアで音漏れのないサウンドを実現するという。
バッテリー性能が向上。45mmモデルは最大3日、40mmモデルは最大2日の駆動が可能。また45mmは30分、40mmは40分の充電で1日分のバッテリーを充電できる。ペアリング時間は従来比で1/5に短縮され、MFi認証によりiPhoneとの互換性も確保した。
ウェルネス活動アプリは、消費カロリー、歩数、活動時間などを記録・モニタリングする。データはデイリーとウィークリーで視覚化され、活動レベルを簡単に把握できる。目標設定機能には継続的にフィードバックが提供される。
心拍センサーを搭載。心拍数アプリは、安静時・運動時の詳細な心拍数データをリアルタイムで表示し、デイリーグラフで身体活動と健康状態の傾向を可視化する。今後は睡眠機能も統合され、睡眠フェーズ、血中酸素飽和度(SpO₂)、呼吸数、心拍数変動などを分析して、休息の質と健康状態への影響を把握できるようにする。
ランニングとゴルフは関連機能が強化される。ランナー向けには正確なGPSトラッキング機能が提供され、45mmモデルで最大17時間、40mmモデルで最大12時間の駆動が可能。
ゴルフエディション
ゴルフ向けに専用モデル「Calibre E5 Golf Edition」をラインナップ。1から18までのホール番号を刻印した特別仕様のベゼルや、ゴルフボールにヒントを得たデザインのストラップを装備する。コースマップ表示がリニューアルされており、プレーの進行に合わせて自動的に調整されるオートズーム機能により、ホールレイアウトがフルに表示されるようになった。自動スコアリング機能も強化され、他のデバイスを操作することなく、各ラウンドの重要なデータを確認できる。
世界中の4万以上のコースマップがダウンロード可能で、改良されたショット検出アルゴリズムや、前世代比で3倍高速になったGPS測位機能により、プロ・アマ問わず便利に利用できる。
















