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小さくなった「Echo Studio」や新デザイン「Echo Show 8/11」　Alexa+対応可能

  • 臼田勤哉

2025年10月1日 10:18

左からEcho Show 11、Echo Show 8、Echo Studio、Echo Dot Max

Amazonは1日、スマートスピーカー/ディスプレイの「Echo」シリーズを刷新した。音質を向上した新デザインの「Echo Dot Max」「Echo Studio」「Echo Show 8」「Echo Show 11」を順次発売する。音響設計、処理能力、センサー技術、デザインを一新し、「Echo史上最もパワフルなデバイスへ進化した」としている。価格は14,980円～39,980円。

なお、米国では新たなパーソナルAIアシスタント「Alexa+」をスタートしたが、日本での対応は未定。ただし、新Echoシリーズ各製品は、Alexa+にも対応できるよう設計されており、Alexa+が利用可能になった場合は、より最適化された形でAI体験を提供予定としている。

最高音質「Echo Studio」と新シリーズ「Echo Dot Max」

「Echo Dot Max」は、従来のEcho Dot(第5世代)と比較して約3倍の重低音を実現するという新シリーズ。10月1日から予約受付を開始し、価格は14,980円。カラーは、グレーシャーホワイト、グラファイト、アメジストの3色。

Echo Dot Max

内部設計を一から見直し、重低音のためのウーファーとクリアな高音のカスタムツイーターから構成される2ウェイスピーカーシステムを採用。スピーカーモジュールを本体に直接統合することで、豊かな低音を実現する空間を確保し、コンパクトながら実現した迫力のサウンドが特徴で、「Echo Dotシリーズ史上最高の音響性能」としている。

上位機種の「Echo Studio」は、従来モデルから約40%の小型化を実現する。10月1日から予約開始し、10月下旬の出荷開始を予定。価格は39,800円。カラーはグラファイト。

Echo Studio

低音用の高性能ウーファーと、3つのフルレンジドライバーを組み合わせて、部屋中を満たす没入感のある音響体験を実現するという。また、空間オーディオ技術とDolby Atmosに対応する。Echo Studio本体はモダン球体デザインとし、スピーカーを包む生地には3Dニット技術を用い、音の透過性を高めている。

Echo Studio

Echo Dot MaxとEcho Studioとの発売に合わせ、Alexaホームシアター機能を強化し、従来の2.1chスピーカー構成から、最大5.1chの音響システム構成までが対応可能となる。これにより、最大5台のEcho Studio/Echo Dot Maxと対応するFire TVを組み合わせて、臨場感ある音響システムを構築できる。

デザイン強化したEcho Show 8/11

スマートディスプレイは新「Echo Show 8」と「Echo Show 11」が登場。価格はEcho Show 8が34,980円、Echo Show 11が39,980円。カラーバリエーションは、グレーシャーホワイト、グラファイトで専用スタンドも発売する。

Echo Show 8、Echo Show 11

Echo Show 8は8型、Echo Show 11は11型のディスプレイを搭載し、周囲の明るさに応じて表示を自動的に最適化。視野角が広く、明るい場所でも薄暗い場所でも、鮮明な画質を楽めるほか、表示領域を広げ、情報をより多く表示できるようにしている。

Echo Show 11
Echo Show 8

音質面では、フロント配置のステレオスピーカーとカスタムウーファーを新たに搭載し、部屋中に広がる空間オーディオを実現。Prime Video、YouTubeなどの動画ストリーミングや、Amazon Music、Spotify、Apple Musicなどの音楽再生などに対応する。

カスタムチップ「AZ3」でアンビエント対応

新Echoデバイスでは、カスタム設計されたプロセッサー「AZ3」と「AZ3 Pro」、アンビエントAIのために新たに設計されたAIアクセラレーターを搭載する。Echo Dot Maxは、ノイズフィルタリング機能と優れた会話検知機能を組み合わせた「AZ3」チップを搭載。Echo Studio、Echo Show 8、Echo Show 11には、よりパワフルなプロセッサー「AZ3 Pro」を搭載し、音声処理に加え、言語処理や画像認識などの進化するAI技術に対応する。

Echo Show 8/11では、カスタム設計のセンサー技術「Omnisense」も搭載し、AIアクセラレーター上で動作。複数のセンサーを組み合わせて室内の状況を検知し、音声認識に加え、超音波センサー、Wi-Fi CSI、加速度センサー、1,300万画素カメラによる映像認識などを活用し、より正確に空間の状況を把握する。

新Echoシリーズは、Amazon以外でも、ビックカメラ、コジマ × ビックカメラ、エディオン、ジョーシン、ケーズデンキ、ヤマダデンキでも発売する。