ニュース

スント、全方位進化のランニングウォッチ「RACE 2」 骨伝導ヘッドフォンも

SUUNTO Japan(スント)は、ランニングウォッチ「Suunto RACE 2」と、骨伝導ヘッドフォン「Suunto WING 2」を発表した。連携させた利用も可能。RACE 2は9月16日発売で、ステンレスモデルが85,800円、チタンモデルが99,000円。WING 2は9月26日発売で27,800円。

アスリート向け高性能ランニングウォッチ「RACE 2」

RACE 2は性能や快適性、安全性など幅広く向上を図った新製品。1.5インチ、466×466ピクセル、大型・狭額縁・高解像度の有機ELディスプレイ(AMOLED)を搭載しており、没入感の高い、鮮明でシャープな表示が可能。2,000ニットの最大輝度により直射日光下でも視認性を確保するほか、常時表示モードではリフレッシュレートを1Hzにしてバッテリー効率を高める。

前モデル比で約6%薄型化され、ストラップなしで57g、装着時で75gと軽量化。耐摩耗性を備えたベゼルとケース、サファイアクリスタルガラスを採用し、耐久性を高めている。ストラップはシリコン製。

スント史上最長というバッテリー性能を実現。デュアルバンドGNSSを用いたフルパフォーマンスモードで最大55時間の連続GPSトラッキングが行なえ、200km規模の耐久レースにも対応できる。GPSを使用しない場合、24時間心拍数モニタリングを有効にした場合で最大16日間、無効にすれば最大22日間稼働できる。

新しい光学式センサーを搭載し精度を強化。連続モニタリングや高心拍数アラートにより、安全で効果的なトレーニングをできるようにする。

Suuntoアプリからオフラインマップをダウンロードすれば、スマートフォンやネット接続がなくてもルートナビゲーションが可能。「クライムガイド」機能により、リアルタイムで高度データを表示し、上り下りに応じたペース管理もできる。オフラインマップ用ストレージは32GB。

トレーニング負荷をTSS(トレーニングストレススコア)で数値化し、睡眠の質、心拍変動(HRV)、トレーニングバランス、運動後のフィードバックなどを総合的に評価して、リカバリースコアを算出、無理のない成長やケガの予防につなげる。累積トレーニング負荷(CTL)やVO2 Max、乳酸閾値といった長期的なデータも追跡でき、持久力向上を支援する。

115種類以上のスポーツモードを搭載し、ランニング、サイクリング、水中・雪上競技、球技、屋内外トレーニング、トライアスロンなど幅広く対応する。ユーザーは目的・スタイルに合わせてモードを作成でき、データ表示をカスタマイズできる。

300以上の外部アプリと連携でき、Strava、Adidas Running、MapMyRun、Runkeeperなど、主要なプラットフォームとシームレスな同期が可能。データの共有やチャレンジ参加、さまざまなトレーニングプランを利用できる。

カラーバリエーションは、ステンレススチールモデルはオールブラック、フェザーグレー、コーラルオレンジ、ウェーブブルーの4色。チタンモデルはチタニウムブラック、チタニウムトレイルの2色をラインナップする。

防水性能は100m防水。本体サイズはケース径が49mm、厚さが12.5mm。

ステンレススチール、コーラルオレンジ
チタン、チタニウムトレイル
上段左からステンレススチールのオールブラック、フェザーグレー、コーラルオレンジ、ウェーブブルー。下段左からチタンのブラック、チタニウムトレイル

骨伝導ヘッドフォン Suunto WING 2

Suunto WING 2は、音楽を聴きながら周囲の環境音も認識できる骨伝導技術を搭載したヘッドフォン。ランニングやサイクリング、ジムなどさまざまな場面で、安全性と臨場感のあるサウンドを両立すると謳う。

改良された部品と最適化されたイコライザーにより、深みのある低音とクリアな中高音域を実現したという。最大音量は従来比で5dB向上し、騒がしい環境でも音楽や通話を明瞭に楽しめるとする。

軽量でスリムなシェル構造を採用し、装着感を向上させた。重量バランスは前方に調整されており、長時間の使用や激しい動きの中でも安定した装着を実現するという。

デュアルマイクとAIノイズキャンセリングを搭載し、風や周囲の雑音を効果的に低減する。特別設計の金属フィルターも備え、風速30km/hまでの風切り音を抑制、屋外でもクリアな通話を実現する。

最大12時間の連続再生が可能で、付属のパワーバンクを使用すれば合計36時間まで延長できる。急速充電に対応、5分の充電で約1.5時間、10分の充電で最大3時間の再生が可能。Bluetooth 5.3を搭載しており、安定した接続を実現する。

夜間の安全性を高める2種類のライトモードを搭載。「ターン&ブレーキモード」では進行方向や減速をライトで知らせ、「ケイデンスシンクモード」ではランニングペースに合わせて点滅する。

ヘッドジェスチャー操作に対応。頭の動きで楽曲操作や音量調整、通話応答が可能で、手を使わずに操作できる。

首の可動性や姿勢をモーションセンサーがリアルタイムに監視。長時間の負担や不良姿勢を検知するとリマインダーで修正を促して、疲労の軽減や健康維持をサポートする。

ランニングウォッチのRACE 2と直接接続でき、トレーニング中の状況がリアルタイムに音声で案内される。

カラーバリエーションは、オールブラックとコーラルオレンジの2色をラインナップする。

防水性能はIP66。本体サイズは103×126×47.6mm、重量は35g。

コーラルオレンジ(ライト点灯)
ブラック