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Our Ringに新機能「妊娠インサイト」
2025年8月27日 10:56
スマートリング「Oura Ring」を展開するŌURAは27日、新たな妊娠関連機能を発表した。刷新された「妊娠インサイト(Pregnancy Insights)は、妊娠中の女性に体の状態を理解する情報などを提供し、妊娠期間を通じてバイオメトリクス(生体指標)がどのように変化するかを可視化する。8月12日から順次適用開始している。
妊娠インサイトは、これまで展開してきた「生理周期の洞察(Cycle Insights)」「妊娠可能期間(Fertile Window)」「生理予測(Period Prediction)」などの女性向けのパーソナライズ機能を拡張するもの。
妊娠は、大きな生理的・ホルモン的・感情的変化を伴う。従来の産前ケアは産婦人科での定期健診(妊婦健診)に限られ、日々変化する体調をリアルタイムで把握できないことも多い。妊娠インサイトでは妊娠期間中の変化を継続的に検知し、体の状態把握に役立てられる。
妊娠インサイトでは、「個別化され、継続的・文脈化された生理変化の追跡」、「科学的知見に基づく教育コンテンツ」、「妊娠の各段階をより自信を持って過ごせるよう支援するツール」などを提供。主な機能として、妊娠週数トラッキングや、新たなトレンドビュー、「症状記録」タグシステムなどを提供する。
ŌURAでは、母体に焦点を当て、1万件以上の妊娠データをもとに妊娠の共通パターンを定義。母体への新しいインサイトとケアのアプローチを行なうという。また、この基盤データは、9月にシンガポールで開催される「World Sleep Meeting」で発表される。
新しいトリメスターリングと週ごとのインサイトを表示する刷新されたホームカード
妊娠中にOuraを始めるメンバーは7~15日間の調整期間を経て「Pregnancy Trends(妊娠の傾向)」を表示開始。個別に意味のあるベースラインを確立
体温、安静時心拍数(RHR)、心拍変動(HRV)、呼吸数などの主要バイオメトリクスを妊娠全体または各トリメスターごとに可視化。集計されたOuraデータとの比較も可能
症状や感情を簡単に記録でき、週ごとに科学文献に基づく一般的な症状メッセージを表示
前駆陣痛、吐き気、食物忌避、骨盤痛、皮膚の変化など妊娠特有の症状を記録可能
Ouraのメディカルアドバイザーで生殖内分泌学専門医のEleni Jaswa博士らと共同開発。睡眠、回復、健康全般の変化を解説し、安心感を提供(英語のみで提供)
HRV、RHR、体温変化など、妊娠に応じたスコアの影響を解説
妊娠前・妊娠中・妊娠後のデータ推移を一元管理し、過去・現在のすべてのサイクルを確認可能






