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ANAとJoby、エアタクシー事業合弁会社設立を本格検討

(C)Joby Aviation

ANAホールディングスとJoby Aviationは、電動垂直離着陸機(eVTOL)を活用したエアタクシーサービス事業に関する合弁会社設立について本格検討を開始することに基本合意した。

合意に基づき、信頼性や静粛性、環境性に優れた次世代エアモビリティとして「eVTOL」を使用し、日本国内の都市部で日常的に利用できるエアタクシーサービスを実現する。将来的は100機以上の導入と、首都圏をはじめとした日本全国への展開を目指す。

また、大阪・関西万博において、10月1日から閉幕日の10月13日まで、ANAの特別塗装を施した空飛ぶクルマ「Joby S4」のデモンストレーションフライトを一般公開する。

デモフライトでは、万博会場西側に位置するEXPO Vertiport(モビリティエクスペリエンス)から離陸、会場西側の海上を、翼で揚力を得る完全遷移状態で水平飛行する。1日2回程度飛行する予定。

Joby S4は、米国で設計・製造されたeVTOLで、ヘリコプターのように垂直に離陸し、飛行機のように効率的な水平飛行が可能。既存の地上交通よりも速く移動でき、車で1時間の距離を数分に短縮するという。搭乗人数はパイロット1名、乗客4名。最高速度は時速320km、航続距離は160km。「eVTOL」は、日本国内では「空飛ぶクルマ」とも称される次世代モビリティ。