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羽田空港に日本初アメックス「センチュリオン・ラウンジ」が誕生

日本初のセンチュリオン・ラウンジが誕生

アメリカン・エキスプレスは、羽田空港第3ターミナルにカード専用ラウンジ「センチュリオン・ラウンジ」を7月16日にオープンする。114番ゲート付近に位置し、利用できるのは「プラチナ・カード」、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」、「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・コーポレート・カード」、「センチュリオン・カード」の4種類のカード会員。対象カード所有者は利用無料。

限られたアメックスホルダーが体感できるセンチュリオン・ラウンジ

アメリカン・エキスプレスのセンチュリオン・ラウンジは、アメリカを中心に29カ所の空港に設置されており、羽田空港が30カ所目となる。アジアでは香港国際空港、インディラ・ガンジー国際空港(インド)、チャトラパティ・シヴァージー国際空港(インド)に次ぐ4カ所目。

羽田空港第3ターミナルの114番ゲート付近、JALラウンジの隣、以前はANAラウンジがあった場所に設置された

同社日本代表の須藤靖洋社長は、「アメリカン・エキスプレスを語る上で旅行は切っても切れない」と話し、世界初のトラベラーズチェック発行開始から、現在は多くのトラベル関連の特典を用意している点を強調する。

アメリカン・エキスプレス日本代表の須藤靖洋社長
1850年に運送業で創業し、日本では100年以上前の1917年から事業を展開しているアメリカン・エキスプレス

そうした中で、2013年から運営を開始しているというセンチュリオン・ラウンジは、アメリカン・エキスプレスにとって「象徴的なサービス」と須藤社長。クレジットカード会社でありながら単独で空港ラウンジを運営するという点が、「旅にこだわりを持っている1つの表れ」だという。

アメリカン・エキスプレスが提供する「旅」に関するサービス。日本独自のフリー・ステイ・ギフトなども展開

各地のセンチュリオン・ラウンジで共通のコンセプトがあり、例えば内装などのデザインは地域の特色にインスピレーションを受けたアートやデザインから独創的な空間を演出しているという。例えば米アトランタ空港では緑豊かな都市をイメージ。羽田空港では日本の藍染めから生まれた「ジャパン・ブルー」を基調に、切子ガラスや組子細工といった意匠、輪島塗などの伝統工芸を盛り込んだ。

世界で展開されているセンチュリオン・ラウンジ。米国内が多いが、欧州やアジア太平洋地域でも展開されている
各地のセンチュリオン・ラウンジで共通のコンセプトとサービスが展開されている
センチュリオン・ラウンジの内装。広さは約696m2。各所に藍染めのジャパン・ブルーが配置されている
江戸切子から連想された天井のシャンデリアの一部
横山美穂氏による輪島塗の漆工芸作品
各地のセンチュリオン・ラウンジに配置された犬の絵。日本では狛犬をイメージして西陣織で制作された。アメリカン・エキスプレス創業時のロゴにもあったこの犬は、「サー・チャールズ・フロスティ・ブルー」と呼ばれる同社のマスコット。制作は松本沙希氏

食事は地元産の食材や土地ごとの食文化にこだわり、一流シェフによる特別な食事を提供している。米サンフランシスコ空港では、著名な賞にもノミネートされたというシェフがカリフォルニア風の特別な料理を提供。日本では寿司やとんこつラーメンはライブキッチンで提供し、さらにカレーといった定番料理を含めて尾崎牛を使用するなど味にこだわった。

様々な料理が並ぶ
ライブキッチンでは寿司やラーメンを提供
寿司ネタは尾崎牛寿司、マグロ中トロ、サーモンとこぼれいくらの3種類
贅沢な3種類
日本の空港ラウンジの定番といえばとんこつラーメン
こちらも定番のカレー。いずれも尾崎牛を使用

スイーツバーもあり、ラウンジ内にあるフルキッチンで焼き上げたオリジナルクッキーや、抹茶わらび餅、黒豆抹茶ロール、季節のフルーツゼリーを用意した。

スイーツバーでは和菓子も楽しめる
キッチンで焼き上げたクッキー
飛行機を眺めながら食事をしたり
スイーツを楽しめたりする

バーカウンターも特徴で、一流バーテンダーやソムリエが考案したカクテルなどを提供。米ニューヨークのJFK空港ではニューヨーク風のカクテルや厳選されたワインを提供。日本では著名なミクソロジストのジム・ミーハンが考案したカクテルを提供。

オリジナルカクテルや日本酒、焼酎などを取りそろえたバーカウンター
奥飛騨をベースにしたシグネチャーカクテル「ブルーバード」

各センチュリオン・ラウンジでは異なる「シグネチャーカクテル」が提供され、羽田空港では日本酒「奥飛騨」をベースにトニックウォーター、ソーダ、ブルーキュラソーをあわせて和とアメックスブルーをイメージしたという「ブルーバード」などが用意された。

各地のセンチュリオン・ラウンジで異なるシグネチャーカクテル
他にも様々なオリジナルカクテルも用意

サービスやアメニティとしては快適なWi-Fiやシャワールームなども提供し、快適に出発までの時間を過ごせるよう配慮した。

さらに秋以降には、ミシュラン一つ星を獲得した「赤坂 おぎ乃」の荻野聡志シェフ監修の特別メニューも提供。その後も季節ごとに新たなメニューも開発するとしている。

今後さらに特別メニューも提供していく

須藤社長は、羽田空港を利用する日本のカードユーザーに対して「出発前に上質で、快適な体験を提供する」とアピール。さらに、日本のユーザーだけでなくインバウンドで日本を訪れる海外のカードユーザーに対しても「日本の魅力や質の高いサービスを提供していきたい」と意気込んでいる。