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羽田空港に日本初アメックス「センチュリオン・ラウンジ」が誕生
2025年7月16日 00:01
アメリカン・エキスプレスは、羽田空港第3ターミナルにカード専用ラウンジ「センチュリオン・ラウンジ」を7月16日にオープンする。114番ゲート付近に位置し、利用できるのは「プラチナ・カード」、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」、「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・コーポレート・カード」、「センチュリオン・カード」の4種類のカード会員。対象カード所有者は利用無料。
限られたアメックスホルダーが体感できるセンチュリオン・ラウンジ
アメリカン・エキスプレスのセンチュリオン・ラウンジは、アメリカを中心に29カ所の空港に設置されており、羽田空港が30カ所目となる。アジアでは香港国際空港、インディラ・ガンジー国際空港(インド)、チャトラパティ・シヴァージー国際空港(インド)に次ぐ4カ所目。
同社日本代表の須藤靖洋社長は、「アメリカン・エキスプレスを語る上で旅行は切っても切れない」と話し、世界初のトラベラーズチェック発行開始から、現在は多くのトラベル関連の特典を用意している点を強調する。
そうした中で、2013年から運営を開始しているというセンチュリオン・ラウンジは、アメリカン・エキスプレスにとって「象徴的なサービス」と須藤社長。クレジットカード会社でありながら単独で空港ラウンジを運営するという点が、「旅にこだわりを持っている1つの表れ」だという。
各地のセンチュリオン・ラウンジで共通のコンセプトがあり、例えば内装などのデザインは地域の特色にインスピレーションを受けたアートやデザインから独創的な空間を演出しているという。例えば米アトランタ空港では緑豊かな都市をイメージ。羽田空港では日本の藍染めから生まれた「ジャパン・ブルー」を基調に、切子ガラスや組子細工といった意匠、輪島塗などの伝統工芸を盛り込んだ。
食事は地元産の食材や土地ごとの食文化にこだわり、一流シェフによる特別な食事を提供している。米サンフランシスコ空港では、著名な賞にもノミネートされたというシェフがカリフォルニア風の特別な料理を提供。日本では寿司やとんこつラーメンはライブキッチンで提供し、さらにカレーといった定番料理を含めて尾崎牛を使用するなど味にこだわった。
スイーツバーもあり、ラウンジ内にあるフルキッチンで焼き上げたオリジナルクッキーや、抹茶わらび餅、黒豆抹茶ロール、季節のフルーツゼリーを用意した。
バーカウンターも特徴で、一流バーテンダーやソムリエが考案したカクテルなどを提供。米ニューヨークのJFK空港ではニューヨーク風のカクテルや厳選されたワインを提供。日本では著名なミクソロジストのジム・ミーハンが考案したカクテルを提供。
各センチュリオン・ラウンジでは異なる「シグネチャーカクテル」が提供され、羽田空港では日本酒「奥飛騨」をベースにトニックウォーター、ソーダ、ブルーキュラソーをあわせて和とアメックスブルーをイメージしたという「ブルーバード」などが用意された。
サービスやアメニティとしては快適なWi-Fiやシャワールームなども提供し、快適に出発までの時間を過ごせるよう配慮した。
さらに秋以降には、ミシュラン一つ星を獲得した「赤坂 おぎ乃」の荻野聡志シェフ監修の特別メニューも提供。その後も季節ごとに新たなメニューも開発するとしている。
須藤社長は、羽田空港を利用する日本のカードユーザーに対して「出発前に上質で、快適な体験を提供する」とアピール。さらに、日本のユーザーだけでなくインバウンドで日本を訪れる海外のカードユーザーに対しても「日本の魅力や質の高いサービスを提供していきたい」と意気込んでいる。


























