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乾太くん・畳み台・アイロン台・クローゼットを集約した「家事クローク」

家事クローク完成予想イラスト

日鉄興和不動産は家事の時短・効率化を目指す商品として、ガス衣類乾燥機「乾太くん」と、洗濯機・畳み台・クローゼット・マルチデスクを1つの空間に集約した「家事クローク」を開発。同商品を分譲マンション「リビオ浦安ザ・プレイス」に実装した。

同社の調査から、家事の中で洗濯の負担が大きいことと、その負担を軽減するものとしてガス衣類乾燥機が一助になっていることに着目。ガス衣類乾燥機を利用する際の家事動線や家事効率の観点で、乾燥機と親和性が高いものを分析し、収納コンサルティングを行なうインブルームと協働し、効率的な空間の提供に寄与する家事クロークの開発に至った。

家事クロークは、複数の場所を移動して行なっていた「洗う・乾かす・畳む・収納する」を1つの場所で完結できるよう、洗濯機からクローゼットまでを集約したスペース。マンション完成後の後付け設置は難しいとされるガス衣類乾燥機を設置し、ガスならではの高温乾燥で洗濯家事の所要時間と手間の削減に繋げる。あわせて、インブルームのお片付けコンシェルジュ監修のもと、家事動線をより効率化した新たな住空間を提案する。

洗濯機と乾燥機の位置関係にも配慮。洗濯機の真上に設置する従来の縦置きではなく、斜め置きにレイアウトすることで、家族誰でも手が届きやすく、また洗濯機サイズの選択肢が増えるなど、従来の縦置きの課題を改善している。

ガス衣類乾燥機レイアウト比較

乾燥機の下には、洗濯カゴのスペースと引き出し式の作業台を設置。洗濯物の一時置き場と乾燥後取り出してすぐに畳めるスペースを確保し、家事クローク内で作業が完結する設計とした。

マルチデスク付きクローゼットにより、洗濯・乾燥を終えた後の家事の効率化を実現。乾燥機を使って乾かした衣類のアイロンがけや裁縫作業をマルチデスクで行ない、しわをつけたくないシャツなどは家事クローク内のハンガーパイプ付きクローゼットにそのままかけられる。

ハンガーパイプのほかキャスター付き収納ケースを設置。畳んだ衣類やタオルを収納できる。

マルチデスクは、アイロンがけ・ドレッサーのほか、テレワーク等にも使用可能。テレワークスペースのニーズも引き続き根強く、住む人のライフスタイルに合わせられる空間づくりを意識している。

リビオ浦安ザ・プレイスの所在地は千葉県浦安市北栄一丁目775番2(地番)、東京メトロ東西線 浦安駅から徒歩6分。総戸数は28戸、間取りは3LDK、専有面積は63.56~80.7m2。竣工は26年1月、入居開始は3月予定。日鉄興和不動産ではリビオ浦安ザ・プレイスのエントリー(資料請求)受付を7月8日に開始した。

間取り例
リビオ浦安ザ・プレイス外観イメージ
物件位置図