ニュース
三菱UFJ銀行が業務にAI本格活用 Sakana AIとパートナーシップ
2025年5月19日 17:04
三菱UFJ銀行は、AI開発企業のSakana AIとパートナーシップ契約を締結した。Sakana AIのCOO、伊藤 錬氏をAIアドバイザーとして招聘したことも明らかにしている。
パートナーシップ契約により、三菱UFJ銀行とSakana AIは、3年超の長期的な戦略的技術パートナーシップ関係を構築する。Sakana AIが提供する技術を活用し、三菱UFJ銀行の経営課題を解決、「高付加価値な経営インパクトの創出を目指す」としている。
まずは、Sakana AIが持つ知見を実践に移す形で、複雑な思考や高度な専門知識を必要とする社内外文書作成プロセスの自動化に取り組む。
また、AIアドバイザーに招聘する伊藤氏には、AI領域の最先端の知見やグローバルでの経験・ネットワークを活かし、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)のAIインテリジェンス活動に関する助言や参加、ネットワーキングの支援、経営陣への情報提供など、AI戦略に関する助言を行なってもらうとしている。
MUFGは、2024年度からの3年間の中期経営計画の3本柱の1つとして「企業変革の加速~会社がかわる」を策定しており、AI・データ基盤の強化によるデータドリブン経営の実現や、顧客価値と生産性の向上を掲げている。