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ホンダ、体重移動で進むモビリティ「UNI-ONE」新型 万博で披露
2025年4月11日 13:30
本田技研工業は、座ったまま体重移動だけで移動できるハンズフリーパーソナルモビリティ「UNI-ONE」(ユニワン)の新型を、大阪・関西万博に出展する。
4月13日から10月13日まで大阪・夢洲で開催される「大阪・関西万博」に出展する。未来社会ショーケース事業で展開される「スマートモビリティ万博」の「ロボットエクスペリエンス」内で展示し、初公開。「フューチャーライフ万博」の「フューチャーライフヴィレッジ」内で試乗体験を実施する。
UNI-ONEは、座ったまま体重移動するだけで移動でき、両手が自由に使える着座型のパーソナルモビリティ。2023年以降、さまざまな企業や施設へ有償試験導入し、ユーザーニーズへの対応や事業性に関する検証を行なってきた。検証により、人混みの中でもUNI-ONEと歩行者が共存でき、歩行と比較してユーザーの疲労度が大幅に軽減できた、という検証結果を得られたという。
新型のUNI-ONEは、これまでの検証を踏まえ、走行時のハイポジションモードに切り替わる際のふらつきを抑えて乗りやすくした。また、走行可能な傾斜路の勾配は10度まで拡大し(現行モデルは6度まで)、航続距離は10kmに拡大する(現行モデルは8km)など、実用性を向上させている。2025年秋を目途に、現在の有償試験導入先に納入して、入れ替える予定。
なお、有償試験導入している旧モデルは、1月30日に「移動用小型車」としての型式認定を国家公安委員会より取得している。移動用小型車は、道路交通法上で歩行者と同等の扱いとなり、私有地だけでなく国内の歩道(公道)でも走行が可能になる。これにより、街中での効率的な移動や観光地での利用など、ユースケースのさらなる拡大が可能になるとしている。新型UNI-ONEも納入開始までに型式認定を取得する予定。
