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無印、瀬戸内海のアートの島・豊島に空き家リノベ宿泊施設
2025年4月10日 15:00
無印良品を展開する良品計画は、アートの島として知られる瀬戸内海の豊島(てしま)に、空き家を活用した滞在型宿泊施設「MUJI BASE TESHIMA II」を、4月18日にオープンする。宿泊料金は1泊1棟2名49,000円~、別途清掃費15,000円で、予約は2泊以上のみ。収容人数は最大4名。
古民家や遊休不動産をリノベーションした滞在型宿泊施設「MUJI BASE」としては第4弾、豊島では24年4月のオープンに続く2棟目となる。
所在地は香川県小豆郡土庄町豊島家浦字宮ノ中2556番地で、瀬戸内海の東部に位置する。豊島美術館をはじめとする現代アートの施設が多数あり、国内外から日本の美意識やアートに関心のある人が多く訪れる島となっている。
MUJI BASE TESHIMA IIは、豊島の高台にある「井(い)奥(のく)条(じょ)」の集落に残る空き家を活用し、良品計画が内装の企画・デザインを行なった。
既存の天井を取り除いて梁を見せることで、天井高を確保し開放的な空間に仕上げている。和室は、敷居・鴨居・床柱などの伝統的な要素を残しつつ、清潔感のある雰囲気とするため麻畳を用いた。キッチンや洗面台、フローリングにはオリジナル製品を採用し、無印良品のベッドやキッチン家電などを取り入れている。
廃材を活用したスピーカー、良品計画が展開するインテリアブランド「IDÉE」が日本の古家具やモダンデザインの家具や照明、古材を使用してリメイクしたテーブルやウォールシェルフ、瀬戸内周辺で活動する作家によるアートワークや器、若手アーティストによるオブジェなど、アートの島の宿泊施設にふさわしい空間としている。
今回採用したスピーカーは、JVCケンウッドが進める「木の響きがとけこみ、豊かな日常を紡ぐ」をコンセプトとしたスピーカープロジェクトと協働したもの。
延べ床面積は87.79m2(1階 宿泊施設部分のみ)。チェックインは15時~17時、チェックアウトは10時。宿泊予約はAirbnbで受け付ける。