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OpenAI、数カ月内に推論機能を持つオープンモデルを公開へ

OpenAIは31日、推論機能を備えた新たなオープンウェイトモデルを今後数カ月以内に公開すると発表した。

オープンウェイトモデルでは、大規模言語モデルの性能で重要となる“重み”(weights)を公開し、独自のカスタマイズやチューニングなどが行なえる。現行のGPT-4oやo1などでは重みは公開しておらず、OpenAIではGPT-2以降のオープンウェイトモデルとなるという。

公開予定のモデルは推論機能を備えたもので、企業や政府による自身のモデル構築・運用などを想定したものになる。

OpenAIのサム・アルトマンCEOは、「長い間(オープンウェイトモデルについて)考えてきたが、他の優先事項を優先してきた。今はこれが重要だと感じている」とXに投稿。今後、フィードバックを集めながら、初期プロトタイプを試すための開発者イベントを開催する。まずは、数週間後にサンフランシスコで開始し、その後ヨーロッパとアジア太平洋地域でセッションを開催予定としている。