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日経、Apple Vision Pro用アプリ「日経空間版」

Paperium(ペーパーリウム)のイメージ画像

日本経済新聞社は、アップルのARヘッドマウントディスプレイ「Vision Pro」向けアプリ「日経空間版」を28日に提供開始する。App Storeからダウンロード可能。

3D空間を利用してコンテンツを立体的に見せる、Vision Pro向けアプリ。新聞の全てのページを空間上に浮かべて表示する「Paperium(ペーパーリウム)」と、空間上でタップしたニュースの関連記事群をAIが抽出し、空間上に時系列に浮かべて表示する「StoryFlow(ストーリーフロー)」の2つの主な機能を用意する。いずれも日経電子版有料会員限定機能。

ペーパーリウムでは、Vision Proが持つ視線追跡の機能を活用。読みたい紙面に視線を合わせて指でタップすると、選んだ紙面が手前に近づき記事の見出しやテキストを拡大できる。これまでにない立体的でバーチャルな新聞紙面を届ける。

ストーリーフローは、興味ある記事の関連記事軍を空間上に時系列に浮かべて表示。3D空間を効果的に利用し、興味ある記事の背景や前後関係の理解を助ける。

StoryFlow(ストーリーフロー)のイメージ画像

リリース企画として、日経電子版のビジュアルデータコンテンツ「『地震列島』日本」を日経空間版用に再構築した3Dコンテンツを公開。アプリをダウンロードすれば誰でも閲覧できる。

気象庁のデータをもとに、直近約100年におきた地震を3D空間上にマッピングする。片手や両手で拡大・縮小・回転でき、さまざまな角度から地震の規模や震源などを閲覧できる。3D空間を活用したコンテンツは順次提供予定。

日経空間版を体験できる場として、「b8ta Tokyo-Yurakucho」に期間限定で出品。期間は6月28日から7月11日まで。

Apple Vision Proは、アップルによる“空間コンピューター”。日本における発売日は6月28日で、14日10時から予約開始する。価格は599,800円から。

Apple Vision Pro