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新宿駅南改札に大型サイネージ「新宿 BBB」

JR東日本は、新宿駅南改札内コンコースに、空間全体を統一的に演出できるイマーシブなメディア空間「新宿 BBB(スリービー)」を4月15日に全面開業する。

総面積約250m2、3つの特徴的な大型サイネージ(BOX・BLOCK・BELT)を用いたメディア空間。ダイナミックな映像や空間演出によって、ユニークな没入体験を楽しめる。

駅構内に配置し、空間全体をジャック可能。世界最多の乗降客数を誇る新宿駅の利用客に向けて、空間全体でダイナミックな広告や空間演出などのコンテンツを放映することで、「圧倒的なリーチと強く記憶に残るメッセージが届けられる唯一無二のメディアとしての存在価値の確立を目指すとしている。

東京都のキャップ&トレード制度等を活用し、新宿駅東西通路の「新宿ウォール456」と合わせてCO2排出量(年間549トン)を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用する。

大型サイネージはBOX・BLOCK・BELTの3つを用意。BOXは約3.2×5.7m(縦×横)の3面で構成された、音声出力が可能な立体的映像メディア。BLOCKは約133m2で、コンコース内の12本の柱4面にフレームレスに設置された合計48面のサイネージ。BELTは約64m2で、壁面上部に設置された横長のサイネージ。サイズは約1×59.5m(縦×全長)。

ダイナミックな映像表現例として、世界の海を繋ぐ「BEYOND AQUA」を制作。
様々な海域の生物が同じ空間で自由に泳ぎまわり、圧倒的なディテールを通して生命の美しさを表現する。

地域・沿線の魅力発信も図っており、SNSを中心に活躍する8名のクリエイターが「新宿駅を利用し、新宿の街で過ごす人々の日常」をテーマに描き下ろした。イラストレーションと実際のスポットが重なり合うコンセプトで構成され、新宿の人気スポットを紹介し、新宿で得られる時間や駅を起点とした豊かな生活の魅力を伝える。

8名のクリエイターは、江戸屋犬八、Kamin、かりや、慧子、サンレモ、シェリーリリー、ともわか、mame。

観光などの移動需要喚起も狙っており、新宿駅発着の中央線特急の旅の魅力を発信する。「感動のまんなかへ。中央線特急の旅」として、中央線特急の沿線である信州・甲州エリアの自治体や事業者と連携して厳選したおすすめの観光スポットを特集し、地域との繋がりが体感できるメディアコンテンツを放映。横長のBELTの形状を活かし、E353系が往復で走り抜けるシーンも見どころになっている。5月上旬からは続編として夏編を放映する予定。