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ポラール、堅牢性やセンサー進化のGPSアウトドアウォッチ「Grit X2 Pro」

ポラール・エレクトロ・ジャパンは、堅牢性を備えたGPSスポーツウォッチ「Polar Grit X2 Pro」「Grit X2 Pro Titan」を4月4日に発売する。価格は「Polar Grit X2 Pro」が121,000円、心拍センサー(H10 N)セットが129,800円。「Grit X2 Pro Titan」は140,800円。

堅牢性、高精度、デザインにこだわった、ポラールのプレミアムGPSアウトドアスポーツウォッチの最新モデル。「Grit X2 Pro」は、米軍のミルスペック「MIL-STD 810H」に準拠し、耐熱・耐衝撃・耐水などの性能を備えた本格仕様で、有機ELディスプレイの表面はサファイアガラスを採用する。上位版にあたる「Grit X2 Pro Titan」はベゼルパーツに航空宇宙産業用チタンを採用し、軽量性と耐久性をさらに高めたモデルとなる。

Polar Grit X2 Pro
Polar Grit X2 Pro Titan

前モデルにあたる「Grit X Pro」と比較して、ディスプレイの表示エリアは15%拡大。CPUやメモリ性能も向上しており、CPU速度はGrit X Proと比較して+129%の275MHzに、メモリは37MBに、ストレージは0.64MBから大きく拡大し32GBになっており、スムーズな操作感を実現する。

デュアルバンドGPSと新設計の信号増強アンテナを装備し、建物や悪天候からの干渉が少なくなり、より正確な位置情報を測定できる。

バッテリーはロングバッテリー化が図られ、高速充電が可能。運動計測時はデュアルバンドGPS+常時心拍計測モードで最大43時間、省電力モードで最大140時間、スマートウォッチモードでは最大10日間の駆動が可能。充電ケーブルはUSB Type-Cケーブルに変更され、高速充電に対応する。新たなディスプレイデザインが追加され、80年代を彷彿とさせるレトロフューチャーな文字盤も選択できる。

オフライン地図などアウトドア向け機能が進化

Grit X2 Proはオフライン地図を搭載、ルート表示やナビゲーションにおいて、地図による表示が可能になった。あらかじめPCから時計にデータをダウンロードしておくことで、オフラインで現在地や地図表示が可能。「komoot」(一部有料)と連携することで、リアルタイムのルートナビゲーションや、計画ルートと走破ルートを同時に表示するブレッドクラムトレイルなどを利用可能。

ブレッドクラムトレイル

リアルタイムの上昇/下降の速度計測が可能。平均登坂速度(VAM)は、直近30秒の平均上昇速度(1時間あたりの獲得標高)を計測できる。リアルタイムでの速度を水平・垂直の移動から3Dスピードで測定、より実際の移動距離に近い移動速度を算出できる。

血中酸素レベル(SpO2)の測定に対応。低酸素トレーニングや高地トレーニングに活用でき、トレーニング前後の疲労度を把握できる。

心拍センサーは、最新のPolar Elixir心拍センサーを搭載。構造とアルゴリズムの改善で誤差が大幅に軽減され、精度は従来から10~25%向上している。

Polar Elixir心拍センサー

このほか、標高プロファイルやアップダウン毎のラップ計測が可能なHill Splitter、コンパスや栄養補給リマインダー、天気予報などのアウトドア機能も多数搭載する。

「komoot」の無料版は1地域の地図のみ利用可能だが、「Grit X2 Pro」ユーザーはもう1地域が無料で利用できる。また「Strava」は無料トライアル期間が倍の60日間になる。

防水性能は100m防水。「Grit X2 Pro」の大きさはケース径が49mm、厚さが14.4mm。ストラップを含む重さは78g。「Grit X2 Pro Titan」の重さはレザーバンド使用時で約64g。