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アマゾン、相模原市に新物流拠点 ロボット導入で国内最大

Amazonは、神奈川県相模原市にAmazonの物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)を新設する。延べ床面積は約15万m2となり、商品保管容量は約150万立方フィートで、国内最大のAmazon Roboticsを導入する。開設時期は4月を予定。相模原市のFCは2拠点目、神奈川県では5拠点目となる。

Amazon Roboticsは、「Drive(ドライブ)」と呼ばれるロボットが「Pod(ポッド)」と呼ばれる専用の商品棚を移動させることで、働く人々の業務をアシストするシステム。これにより、効率的な商品の入出荷を可能とする。相模原市の新拠点では約3,000台のドライブと約35,000台のポッドを有し、Amazon Roboticsを備えた拠点としては国内最大となる。

このほか、紙袋自動梱包機も導入。Amazonでは段ボール製の箱の代わりに紙袋で配送する商品を増やしており、梱包の簡素化により、梱包の開封やその後の処理にかかる手間を減らせるとしている。

1日の商品出荷は最大65万個以上。また、エリアマネージャー、職場の安全・衛生管理者、商品の品質管理者、設備の保全管理者、テクノロジーを使って商品のピッキング・梱包・出荷作業などを担うポジションなど、さまざまな職種で数千の働く機会を創出するという。地域社会との定期的な交流を通じて、子供たちに向けた科学技術分野の学びの機会も提供していく。