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都バス、自転車も運ぶ「サイクルバス」 青梅・奥多摩でテスト運行

東京都交通局は、都営バスの前面に自転車2台を積載できる路線バス「サイクルバス」の実証運行を3月16日から実施する。搭載は先着順で、実証運行中に追加の料金はかからない。

青梅や奥多摩でサイクリングを楽しむユーザー向けに設定。対象路線は青梅駅前から出る「梅01系統」で、JR青梅駅から御岳方面の観光スポットを結ぶ路線となっている。サイクルバスの運行日は土休日で1日8便。運行時間帯は9~16時台で、「青梅駅前」停留所発となる。

自転車の載せ降ろしができる停留所は、青梅駅前(起終点)、吉野梅林、柚木、吉野(青梅駅方面のみ)、沢井駅入口、御嶽駅前。

利用にあたっては、バス前面の自転車ラックにユーザー自身で自転車を搭載する。搭載可能台数は2台で、先着順。車内には搭載できない。

タイヤの太さやサイズにより搭載できない自転車もある。搭載に対応するホイールサイズは16インチ以上、29インチ以下。タイヤ幅は3インチ(7.62cm)以下、重量は1台あたり25kg以下、ホイールベースは46インチ(116.84cm)以下。

子供用自転車、電動自転車、ハンドル幅が広い自転車(ビーチサイクル)、ファットバイクなどはラックの規格外となるため搭載できない。なお、サイクルラックに搭載した自転車が壊れたり失ったりした際の損害について東京都交通局は賠償責任を負わないとしている。