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東急全駅でクレカのタッチとQRコード乗車に対応 クレカ後払い乗車は春以降

クレジットカードのタッチで乗車(写真は田園都市線のもの)

東急は、「クレジットカードのタッチ機能」と「QRコードを活用した乗車サービス」の実証実験を19日より東急線の全駅で開始する。2023年8月から田園都市線で実施しているクレジットカードのタッチ機能と、QRコードを活用した乗車サービスの実証実験を、世田谷線と東急新横浜線・新横浜駅を除く全駅に拡大した。

田園都市線に続き、'23年12月に東横線・目黒線・大井町線・池上線・東急多摩川線の全駅と、東急新横浜線の新綱島駅に、クレジットカード(タッチ決済)とQRコードに対応した改札機を整備。今回、こどもの国線の全駅にも対象改札機の整備を完了したことから、全駅で利用可能になった。

実証実験は、クレカのタッチ機能やスマホQRコードで乗車できる「Q SKIP」(キュースキップ)として展開する。なお、Q SKIPは、東急線に相互直通運転が多いことなどを考慮し、現時点では、乗車に必要なチケットが「事前購入方式」となる。

Q SKIP
QRコードで乗車(写真は田園都市線)

Q SKIPのチケット販売サイトにて、クレジットカードで乗車前にチケットを購入し、入出場時に「タッチ機能に対応したクレジットカード」または「スマートフォンなどに表示されるQRコード」を、Q SKIP対応改札機の読取部にかざすことで、乗車できる。PASMOやSuicaのように、タッチして即乗車できるわけでは無い点は留意して欲しい。

東急では、多くの人が利用している「交通系ICカード」を主軸としながらも乗車手段を拡充していく計画。今後、タッチ決済に対応したクレジットカードによる「後払い」乗車サービスも、2024年春以降の実施に向け検討していく。

なお、1月30日からは、SHIBUYA SKY、SHIBUYA STREAM HOTEL、セルリアンタワー東急ホテル、東京・湯河原温泉 万葉の湯(町田館)など、東急沿線のおでかけ施設の店舗利用チケットと乗車券がセットになったデジタルチケットを発売する。

デジタルチケット例
沿線の名所と連動