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光が無くてもゴキブリ検知 三菱電機がセンサー開発

三菱電機は、IoTデバイスのスタートアップFutuRocketと共同で、三菱電機の赤外線センサー「MelDIR(メルダー)」を活用した「害獣・害虫検知デバイス開発」に関する実証実験を1月11日から開始する。2023年7月28日に大阪市で三菱電機が開催したリバースピッチをきっかけとして実施するもの。

「MelDIR」は、動きの速い熱源の形状も高精度に把握でき、光源無しの完全な暗闇でも検知が可能。高画素の赤外線センサーにより、熱源の形状と位置を識別できる。また、可視カメラに比べてデータ量も軽量化されている。

リバースピッチにおいて、FutuRocketから、飲食店や食品工場などにおける食の安全・衛生面の向上を目的とした、ネズミやゴキブリなどの害獣・害虫を検知するデバイス開発の提案を受けたことから共同実証実験を行なうことになった。

FutuRocketがMelDIRを活用したシステムの事業化を目指し、害獣・害虫検知における有効性の検証を進め、今回の実証実験で得られた結果をもとに、MelDIRの多種多様な用途での適用拡大を推進する。