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福井駅前に新街区「FUKUMACHI BLOCK」 28階建て施設が24年5月竣工

福井駅前で開発が進められている複合施設について、街区名称が「FUKUMACHI BLOCK(ふくまち ぶろっく)」に決定した。福井駅前電車通り北地区A街区市街地再開発組合が発表した。'21年10月に着工しており、竣工は'24年5月末を予定。北陸新幹線福井駅が開業する'24年3月にホテルや商業施設など施設の一部が開業できるよう、準備が進められている。

JR福井駅西口に地上28階、高さ約120mのホテル・オフィス棟および地上28階、高さ約100mの住宅棟、駐車場棟で構成される複合施設を新設する事業。福井駅前という立地特性を活かすべく、商業・業務・宿泊・居住等の施設を複合的に整備し、都市機能の強化を目指す。

駅前電車通り沿道や建物1階の南北方向には歩行者空間を確保。2つの地区広場とあいまって周辺の歩行者ネットワークの結節点としての機能を高め、地区のにぎわい創出を図る。

FUKUMACHI BLOCKの名称は、「福井まちなか」を表す“ふくまち”と、「街区」を表す“ブロック”を組み合わせたネーミング。北陸新幹線福井駅開業を見据え、福井の玄関口にふさわしいシンボリックなデザインとまちにつながるデザインによって、「たくさんの個性が積み木のように組み合わさり、未来が積みあがっていく」施設にしたいという思いが込められている。

ロゴマークは、さまざまな機能を持つ施設やテナントが街区に集う光景を積み木=ブロックに例え、伸びやかなブロックの形で街区を表現。街を舞台に新たな福井を発信する人々が集う意味を込めて、躍動感のあるデザインにしたとしている。

ロゴマーク

商業施設は1~3階、ホテルは主に15~28階の予定で、北陸新幹線福井駅開業時にはホテル、1階商業施設の一部、駐車場等を先行して開業できるよう、各事業者と連携を図りながら準備が進められている。フードホール「MINIE(みにえ)」などの各区画・事業者詳細は、'24年1月に告知予定。

また、街区内の区画に入居するフィットネスクラブと立体駐車場の運営者が決定。フィットネスクラブはセントラルスポーツ、立体駐車場は名鉄協商が運営する。

施行地区は福井市中央1丁目3番街区の一部・4番街区の約1.3ha。建築敷地面積は約6,900m2、延床面積は約70,540m2。駐車場台数は300台、住宅は224戸。

施行地区の範囲