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Google 検索、生成AI活用を120カ国に拡大 追加質問を強化

Googleは9日(米国時間)、検索エンジンに生成AIを導入する「Search Generative Experience (SGE)」を新たに120以上の国と地域に拡大すると発表した。メキシコ、ブラジル、韓国、インドネシア、ナイジェリア、ケニア、南アフリカなどに拡大し、言語もスペイン語、ポルトガル語、韓国語、インドネシア語の4言語を新たにサポートした。

Search LabsとSGEを120カ国以上で開始。新たな国では、Chromeデスクトップからのアクセスが9日から開始され、Googleアプリからのアクセスは来週中に対応予定としている。

新たに「フォローアップ質問」(追加質問)への対応を強化した。検索結果ページから直接次の質問をする方法を導入し、質問を続けられるようになった。トピックの探索を続けると、ページ全体の専用広告枠を含め、以前の質問や検索結果を見られるようになる。

また、翻訳も強化。翻訳したい文章の中で、複数の意味を持つ単語が含まれている場合、その単語の下に線を表示する。例えば、"Is there a tie?という英語の場合、「ネクタイ」なのか「引き分け」なのかを判断する助けになるという。まずは英語からスペイン語への翻訳で導入され、近日中に多くの国や言語をカバーしていく。また、コーディングとヘルスケア関連の情報について、ハイライトで表示する機能も追加する。