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ペダルを漕がない「電動サイクル」 モビリティショーで初公開

JAPAN MOBILITY SHOW 2023の共同ブース

電動マイクロモビリティのglafitとシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を展開するOpenStreetは、10月25日から東京ビックサイトで開催される「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」に共同出展し、2024年以降「HELLO CYCLING」で展開予定の「電動サイクル(特定小型原動機付自転車)」を初出展する。

2022年4月に可決された道路交通法改正案で誕生した新車両区分「特定小型原動機付自転車」に適合した車両「電動サイクル」を両社が共同開発。'24年以降、この電動サイクルを「HELLO CYCLING」へ導入していく。サービス開始に先駆けて、電動サイクルを披露するほか、Web予約者限定で電動サイクルの試乗会も行なう。glafitとOpenStreetの共同ブースは、東7ホールE-7310。

電動サイクル

電動サイクルの区分である「特定原付」は、原付よりもさらに小型の自走車両という位置づけで、運転免許は不要。16歳以上で利用できるほか、ヘルメットは努力義務、サイズは190×60cm(長さ×幅)以内といった基準がある。車道は制限時速20kmで、自転車通行可の歩道は制限時速6kmであれば走行できる。

現状、特定原付に該当する車両はいわゆる「電動キックボード」があるが、電動サイクルは「着座姿勢」かつ、大きなタイヤ径で安定感ある走行ができる点が特徴となる。自転車風のデザインだが、動作はフル電動となり、一切漕がずに長距離移動できる。