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新生FCNT、レノボ出資で再スタート arrows・らくらくシリーズ継承

FCNT合同会社は、端末メーカーとして10月1日から事業を開始すると発表した。

同社はLenovo Group(レノボ)から出資を受け、9月29日付けで、民事再生手続きを行なっているFCNT株式会社からの事業譲渡を完了。プロダクト事業、サービス事業を承継し、新体制で事業活動をスタートする。

レノボの世界規模の調達力・開発力などの利点を活かし、FCNTの技術力や専門知識も活かしながら、高品質で信頼性の高いプロダクト・サービスをユーザーに提供していくとしている。

arrowsシリーズ、らくらくシリーズなど、長年培ったプロダクトのブランドを冠した製品ポートフォリオを維持する方針。らくらくコミュニティなどのサービスについても継続して提供する。

修理・OSアップデートなどのサポートについても順次再開する方針で、改めて案内される。

FCNTは富士通の携帯端末事業をルーツに持ち、arrowsシリーズ、らくらくシリーズなどの携帯電話端末や関連サービスを展開。5月30日に民事再生手続きを開始した際には、サービス事業は他社から支援を受けて承継できるとする一方、端末の製造・販売事業は「他社の支援がなく、事業継続は困難」としていた。