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Yahoo!天気、iPhoneでも「線状降水帯」確認機能

ヤフーが提供する「Yahoo!天気」アプリ(iOS版)は、「雨雲レーダー」に線状降水帯の有無や推移などの発生状況が視覚的にわかる機能を追加した。本機能は、'23年7月に先行してAndroid版での提供を開始していたもの。

線状降水帯は、次々と発生した積乱雲が線状に列をなして並び、数時間同じ場所を通過または停滞することで、広い範囲に集中豪雨をもたらす現象を指す。近年、線状降水帯の影響による河川の氾濫や土砂災害が全国各地で発生しており、気象庁が公表したデータでは、1980年頃と比較して直近10年間は、大雨の発生頻度がおおむね2倍にまで増加していると報告されている。

これを受け、Yahoo!天気アプリでは、線状降水帯がもたらす豪雨への警戒を高め、ユーザーに対して早めの防災行動を促すことを目的として、同機能の提供を開始する。

同機能は、気象庁が発表するデータに基づき、線状降水帯が発生すると、降水域を「雨雲レーダー」上に楕円で表示する。1時間前から最大30分先までの10分間隔で発生の有無および推移を確認でき、線状降水帯の発生中は画面上に注意喚起のメッセージが表示されるため、「雨雲レーダー」を開いてすぐに発生地域を把握できる。

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