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タグ・ホイヤー、セーリングウォッチ「スキッパー」40年ぶり復活

LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパンは、「タグ・ホイヤー」の新作として、40年ぶりの復活というセーリングウォッチ「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」(CBS2213.FN6002)を7月に発売する。機械式の腕時計で、価格は84万7,000円。

レガッタやヨットセーリング向けとして1968~1983年にかけて製造されていた腕時計「スキッパー」を現代の技術で復活。スキッパーの初期はクロノグラフ「カレラ」のケースが、後期は「オータヴィア」のケースが使用されていたというが、復活する新モデルは2023年3月に発表された、新「グラスボックス・デザイン」を採用する「カレラ」最新モデルのケースが採用されている。新「グラスボックス・デザイン」は、ベゼルが省かれ、風防がケースの縁まで覆う形状が特徴で、ダイヤルはエッジまでシームレスに成形された形状を採用する。

最新の「カレラ」に採用された新「グラスボックス・デザイン」のケースを採用。ベゼルが省かれ、風防がケースの縁まで覆う形状が特徴

かつての「スキッパー」同様に、クロノグラフカウンターにはレガッタレースでの視認性を重視したカラーリングが施される。3時位置のサブダイヤルは、レガッタでスタートラインを通過するまでの15分間をさらに5分単位に3分割したカウントダウン機能「15分計レガッタカウンター」として搭載される。9時位置は12時間計、6時位置は時刻のスモールセコンド。

サブダイヤルで象徴的に用いられるライトグリーンのカラー「イントレピッド・ティール」は、「スキッパー」が誕生するきっかけになった、1967年のアメリカズカップで優勝したヨット「イントレピッド号」のデッキの色に由来しており、これは「スキッパー」のオリジナルモデルも同様。センターに配置されるクロノグラフ秒針は明るいオレンジの「レガッタオレンジ」になっている。

「スキッパー」のオリジナルモデル(左)と、復活する新モデル(右)

ムーブメントは機械式で自動巻きのクロノグラフ「キャリバーTH20-06」を搭載。パワーリザーブは80時間、振動数は28,800振動/時。

ケースはステンレススチール製。風防はサファイアガラス、裏蓋はサファイアガラスのシースルーバック。防水性能は100m防水。ブルーのファブリックストラップが付属する。ケース径は39mm。

タグ・ホイヤー カレラ スキッパー(CBS2213.FN6002)、84万7,000円

なおタグ・ホイヤーは今回のモデルについて、特別な限定モデルではないという趣旨で「身近な存在になる」と表明している。今後も、同ブランドがヨットの世界に戻ってきたことを示すというマリンモデル群を発表する予定で、その中の代表的存在になるのが今回の「タグ・ホイヤー カレラ スキッパー」であるとしている。