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Box、ChatGPTを統合した「Box AI」 資料や報告書作成を支援

Boxは、セキュリティ、コンプライアンス、プライバシーの法人利用基準を満たすAIモデルをBoxに実装する新機能「Box AI」を発表した。OpenAIのAIモデルが統合されており、Box上にあるコンテンツを理解し、新たなコンテンツを作成することが可能になる。

ユーザーが必要な時に必要とする正確な情報を探し出すことを支援。プレビューでの閲覧時に、ドキュメントに関する質問をしたり、スプレッドシートから重要な情報を引き出したり、プレゼンテーションを要約したりなどがワンクリックで行なえる。組織のファイルとも連携し、精度を向上させる。

これにより、営業部門では複雑な契約書に関する疑問への答え、アナリストは長大な財務報告所の要約、法務部門は契約書から重要な条項や用語、法的義務を引き出すなど、業務を効率化できる。

新しいコンテンツ作成も容易にする。Box Notesを使うことでユーザーはゼロからコンテンツを作成したり、既存の情報から新しい資料を作成することが可能。簡単な操作で、原稿やニュースレター、ブログ記事といった異なるトーン、長さ、スタイルの原稿を作成したり、Boxに格納されている情報をもとにしたアジェンダ、マニュアル、報告書を作成できる。これにより企業のブログ記事やWebのキャッチコピー、キャプションの作成などを容易に行なえるようになる。

今後、Box AIはBoxの製品群全体に組み込まれる予定で、より複雑なユースケースへの対応を目指す。例えば、ビジネスのワークフローやタスクを自動化し、より迅速なビジネス成果を促進したり、ファイルの自動分類やコンテンツを保護するための権限を設定することで、大規模なセキュリティの強化に対応し、カスタムAPIへのアクセスにより開発者エコシステムを改善することも可能になるとしている。