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デリバリーの「menu」、クイックコマースを強化

KDDIとレアゾン・ホールディングス、menuの3社は、デリバリーサービス「menu」を国内市場トップのサービスへ成長させるため資本業務提携を強化した。これによりmenuは、KDDIが50.6%、レアゾンが49.4%の株式を保有するジョイントベンチャー(合弁事業)となり、今後はフード以外の「クイックコマース」を強化する。

今回の提携により「menu」では、auとUQ mobileなどの会員基盤を基軸としたデータマーケティングによる顧客基盤の拡大、KDDIアセットを活用した「menu」配達員へのサービス提供、フード以外のジャンルの加盟店開拓などを強化。利用者・配達員・加盟店の「三方良し」となるデリバリーサービスプラットフォームの構築を目指す。

特にデリバリーの新たな体験価値として「クイックコマース」を拡大。menuを「ラストワンマイル」プラットフォームへ進化させる。日本国内では、宅配便やコマース拡大に伴う再配達率の増加や、「物流の2024年問題」による配送関連の人手不足などの課題や懸念が生じている。こうした課題の解決のため、フードだけでなく日用品や食料品などを指定場所まで短時間で配達できる「クイックコマース」のメリットを活かした事業分野へ積極的に投資していく。