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Twitter、気象・緊急情報など公的サービスのAPI利用を無料に

Twitterは2日(米国時間)、気象警報や交通機関の最新情報、緊急通知などを担う政府や公共サービスについては、APIを無料で利用可能にすると発表した。

Twitterでは、2月にAPIの有料化する方針を発表し、3月末から新たなAPI(v2)に切り替えている。新APIでは、無料で月1,500件まで投稿できる「Free」プランはあるが、従来よりも利用が制限され、高機能で大規模なサービスには、企業向けの「Enterpriseプラン」が必要となる。

そのため、ニューヨーク州都市交通局(MTA)が自動ツイートの停止を発表したり、米国国立気象局の津波情報「NWS Tsunami Alerts」が自動ツイートの停止を告知するなどの影響が出ていた。

今回、Twitterの開発者向けアカウントでは、「Twitter APIの最も重要な用途の1つが“公益性“」とし、「気象警報、最新の交通情報、緊急通知をツイートする検証済みの政府・公営のサービスは、重要な目的のためにAPIを無料で使用できる」と表明。今後公共利用でのAPI利用を無料化していく。ただし、無料利用には認証済みアカウントである必要がある。

本件の対象になる“認証済み“の詳細は明らかにしていないが、Twitterの認証においては、誰でも有料でバッジが取得できるTwitter Blueのほか、企業・組織などを認証するゴールドのバッジ(13.5万円)、政府や公的機関向けのグレーのバッジが存在する。