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アマゾン、Fire TVから人工内耳に直接音源を流すシステム

米アマゾンは、コクレア製の人工内耳に対し、Fire TVなどから直接音源を流すシステムを開発したと発表した。日本国内では「Fire TV Cube」(第2世代、第3世代)が対応デバイスになる。

オープンソースのASHA(Audio Streaming for Hearing Aids)を介して、アマゾンのFire TVなどから、コクレア製の人工内耳に音源を流す仕組みを構築。補聴器メーカーのスターキーとの協業によるもので、こにれより、人工内耳を装用している人は、Fire TVで再生する映画や音声コンテンツなどをより快適に楽しめるようになるという。

人工内耳は通常、手術で埋め込む部分と体外に装着するマイク部分からなり、テレビの会話音声などは反響音やノイズなど音質面で聞き取りづらいと感じる人は多いという。またユーザーの要望としても、周囲の人の声を聴きたいということに続き、テレビの音を聞き取ってエンターテイメントを楽しみたいとする人は多い。人工内耳のシステムにストリーミングする仕組みにより、音質面で聞き取りやすくなり、テレビの画面から離れていても楽しめるようになる。