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楽天証券、数百円で国内株取引できる「かぶミニ」

楽天証券は、2023年4月を目途に、リアルタイム・寄付き、両方の取引ができる国内株式の単元未満株取引サービス「かぶミニ」を開始する。単元未満株のリアルタイム取引ができるのは、大手オンライン証券で初で、数百円台でも国内株式取引ができるようになる。

「かぶミニ」は、国内株式を、最低取引単位である単元株数(通常100株単位)にかかわらず、1株から取引でき、株数に応じて配当金も受け取れる。大手証券で初めて単元未満株のリアルタイム取引にも対応するため、1株から日計り取引が可能になる。他の証券会社同様の、当日前場寄付での取引も選択可能。単元未満株でリアルタイムと寄付きの両方の取引に対応する業界初のサービスになるという。

かぶミニの対象口座は特定口座、一般口座、NISA口座。楽天証券の「ポイント投資 国内株式」にも対応し、通常の単元株取引と同様に1ポイント=1円分として「楽天ポイント」を利用できる。

取引手数料は後日発表予定。サービス開始時の取扱銘柄数は、リアルタイム取引100銘柄、寄付取引1,000銘柄を予定。開始後も順次拡大していく。

楽天証券では、2022年に新たに総合口座を開設した150万人以上のうち、3分の2となる6割以上が30代以下の若年層で、つみたてNISA口座数も証券業界ナンバーワンとなった。投資初心者が多い中、新たに少額で取引できる商品として国内株式の単元未満株取引サービスを提供することで、利用者のニーズに応えていくとしている。