ニュース

西新宿・初台エリアで3200戸の大規模再開発 高さ229mで商業施設併設

西新宿三丁目西地区第一種市街地再開発事業(現況)

新宿駅と京王新線初台駅の間に、3,200戸の大規模共同住宅や商業施設、子育て施設などを新設する大規模再開発がスタートする。2031年度の建物竣工を目指す。

野村不動産、住友商事、東京建物、首都圏不燃建築公社の4社は、東京都新宿区西新宿三丁目西地区で権利者と推進している「西新宿三丁目西地区第一種市街地再開発事業」において、2月1日に市街地再開発組合設立について東京都知事の認可を受けた。

同プロジェクトは、JR新宿駅と京王新線初台駅の間に位置し、緑豊かな新宿中央公園や高層ビルが建ち並ぶ新宿西口エリア、新国立劇場などの文化施設、住居系の市街地が広がる約 4.6haの区域における再開発事業となる。

イメージパース
位置図

総戸数約3,200戸の大規模共同住宅をはじめ、商業施設や事務所、生活支援施設、保育所、駐車場などを整備。駅方面(十二社通りまで)の歩行者デッキも整備するほか、細い道路が多く老朽化した木造家屋の密集地の解消をめざし、道路の一部拡幅や災害時には帰宅困難者が一時利用できる4,500m2の広場整備など、地域の防災性も高める。

開発事業予定区域 敷地配置図

所在地は、東京都新宿区西新宿三丁目8~19番。A-1からA-3までの3つの街区に分かれ、建築面積はA-1街区 北棟約9,150m2、南棟約10,600m2、A-2街区が約340 m2、A-3街区が約200m2。建物の高さは、A-1街区 北棟約229m、南棟約228m、A-2街区約35m、A-3街区約35m。

断面イメージ

同地区を含む周辺エリアの魅力向上とともに、質の高い住環境やみどり豊かな憩いの空間、多様な交流・賑わいの創出をめざすという。2031年度の建物竣工を目指す。