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Twitter、ニュースレター「Revue」終了 「苦渋の決断」

Twitter傘下のニュースレター配信サービス「Revue」は、2023年1月18日を持って閉鎖すると発表した。すべてのデータが削除されるが、ニュースレターの発行者は、購読者リストや発行済のニュースレター、分析結果などをダウンロード可能。

有料ニュースレターの購読者は、12月20日の課金サイクル終了時にキャンセルされる。

休止の理由は説明していないが、Revueの創業者でもあるTwitterのMartijn de Kuijper氏は「苦渋の決断」と表現。「今後もTwitter上で読者とのコミュニティを構築するお手伝いができることを願っている」としている。

Revueは、Twitterと連携して有料/無料のニュースレターを発行できるサービス。2021年にTwitterが買収し、クリエイター支援の一環として強化していく方針を示していた。

今秋からイーロン・マスク体制となったTwitterにおいても、長文投稿を強化する方針を示しているが、Revueはその構想には含まれていなかったことになる。一方で、イーロン・マスク氏は、Revueの競合となるコンテンツ配信プラットフォーム「Substack」への関心についてもツイートしている

Twitterの創業者でBlock(Square)のCEOであるジャック・ドーシー氏は14日、イーロン・マスク体制において、過去のTwitterの内情を告発する #TwitterFiles. の内容について反論。その投稿に初めてRevueを使っていた。Revueの終了発表を受け、ドーシー氏は、「私のニュースレター投稿者としてのキャリアは17時間で終わってしまった」とツイートし、同じ内容をPastebinに投稿している。

なお、Twitterではツイートをまとめて独自のストーリーを作れる「モーメント」の作成機能も12月8日に終了するなど、サービスの整理を進めている。