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3針・革ベルトの時計“昭和レトロ”で注目。シチズンC7が若者に「再発見」

シチズン時計は、腕時計の新しい価値をテーマに、若いクリエイター・アーティストによる映像作品を制作し、第1弾として「我が愛しの純喫茶」篇をYouTubeで公開した。時間は1分44秒。

若年層に向けて腕時計の魅力を伝えるという目的で、「Made by U25 project」と名付けて、監督や俳優など25歳以下のクリエイター・アーティストが組んで制作された映像作品。監督は西 遼太郎、主人公を演じるのは青山凌大。第1弾は架空の「純喫茶シーセブン」が舞台で、レトロな雰囲気を楽しむ主人公の周りでは、雰囲気を大事にするマスターが課すルールにより、次々に事件が発生、その様子がコミカルに描かれる。

監督が惚れ込み、作中で主人公が腕に着けるのが、シチズンの機械式の腕時計「CITIZEN C7」(NH8393-05A)。レコードレーベルで現代的に復刻されたモデルで、機械式ながら27,500円と手頃な価格も特徴。

C7はシンプルな3針モデルで、ケース径は40.2mmとコンパクト。ダイヤルの12時位置、シチズンのロゴの下に曜日表示の窓が配置されている。ブラウンのカーフスキンストラップが組み合わされており、腕時計としてはクラシックなデザインになっている。C7のオリジナルは、1965年に発売された「クリスタルセブン」。作中では喫茶店のマスターが装着している。

シチズンコレクション レコードレーベル CITIZEN C7(NH8393-05A)、27,500円

実は今、若年層の一部には、このような「3針+革ベルト」といった伝統的なデザインの腕時計が“昭和レトロ”の文脈で捉えられ、人気が高まっているという。

西監督(25歳)はニュースリリースに寄せたコメントで「本物の歴史を備えたC7は、付け焼刃のレトロではない」と魅力を語っているほか、主人公の青山凌大(21歳)も「これまで時計を着ける機会といえば試験の時くらい」と振り返りつつ、撮影で1日中着けていたことで「今ではすごく馴染んで安心感があります」と、腕時計を“再発見”できたと語っている。