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デジタルメモ「ポメラ」に新型。USB-C、スマホ連携強化のDM250
2022年7月12日 17:00
キングジムは、テキスト入力に特化したデジタルメモ「ポメラ」の新モデル「DM250」を、7月29日に発売する。価格は60,280円。
DM200の後継モデル。DM250では、テキスト入力のしやすさはそのままに、USB Type-C対応、バッテリー容量アップ、充電確認用LED搭載などの強化とともに、ポメラ向けに最適化した日本語入力システム「ATOK for pomera[Professional]」による校正支援機能の追加、脚本や台本の作成に適したシナリオモード追加といったアップデートを行なっている。
PCリンク、充電ポートとして使用するインターフェイスは、DM200のUSB 2.0(microBタイプ)から、USB 2.0(Type-C)に変更。バッテリーについてはDM200より約6時間長い、約24時間の使用を可能とした。また、充電確認用LEDを搭載。本体を閉じた状態でもバッテリーの残量を把握できる。加えて使用中は、バッテリー残量が画面上に数字で常時表示されるようになった。
キーボードはローマ字入力やUSキーボードで重要度が高い英字を中央に配置。フォントは可読性が高いAXISフォントを採用した。キーボードレイアウトは、US配列キーボードユーザー向けに、ポメラ用にカスタマイズしたUS配列を追加。従来のポメラでも採用していた、日本語入力に特化した「親指シフト」には、改良したレイアウトを1種追加し、入力しやすさを図っている。そのほか本体の構造を見直し、打鍵音がより静かになり、出先などでも使いやすくしている。
ATOK for pomera[Professional]においては、校正支援機能を追加。文脈に応じた適切な変換、文節区切り誤変換の削減ができるほか、入力ミスを訂正する候補の提示による誤用を防げるとしている。
シナリオモードは、縦書きの脚本や台本の作成を想定して追加した。1ファイルあたりの保存可能文字数は、DM200の2倍の20万字。作成中のテキストの文字数は、画面上に常時表示される。
スマホとの連携については、Wi-Fi接続によりポメラ本体と直接テキストファイルのやり取りが可能。専用アプリ「pomera Link」でポメラ内のデータを確認し、選択することでアプリ内に保存できる。専用アプリからのポメラ内のファイル一覧の閲覧、アプリ内のファイルのポメラへの送信も可能。アプリは、これまではiOSのみ対応だったが、Androidにも対応する。対応OSはiOS 13以上、Android 9以上。
そのほかユーザーの要望を反映し、ゴミ箱、バックアップ領域を追加。間違って削除したり上書きをしてしまったファイルの復旧が可能になった。また、検索性向上を図り、正規表現検索に対応した。
テキストファイルをQRコードに変換する機能では、QRコード表示できる文字数がDM200の最大約9万字から20万字にアップした。
カラーはダークグレーで、キングジム公式オンラインストア限定モデルとしてホワイトも用意。サイズは約263×120×18mm(幅×奥行×高さ)、重量は約620g、画面は7.0型TFT液晶/1,024×600ドット。初年度販売目標数量は8,000台。
専用ケース「DMC7」も同時発売。アルミ製のハードケースで、クッション材を内蔵している。DM200でも使用可能。価格は7,700円。
なお、専用アプリのpomera Linkは、DM250以外に、DM200、DM100、DM30、DM25、DM20、DM11Gにも対応するが、Wi-Fi接続によるファイルの送受信はDM250のみ対応。7月12日よりApp Store、Google Playにて無料配信する。