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Google Pixelアップデート。音楽制作アプリやロック画面に”訪問者”

Googleは、スマートフォン「Pixel」シリーズの6月の最新アップデートの配信を開始した。

新しいスナップショット機能により、ロック画面が便利になる。別売りのハードウェア「Google Nest Doorbell」の動画フィードを表示できるようになり、ロック画面で訪問者を確認できるようになる。また、誤ってライトをつけっぱなしにしていると、消灯を促すリマインダーとショートカットがロック画面に表示される。

「プライド月間」に合わせて、厳選カルチャーコレクションにはイラストレーター・Yann Bastard氏とのコラボレーションによる3つの壁紙が追加される。

Pixel版pocket operator

シンセサイザーなど音楽制作のハードウェアを開発するteenage engineeringとの取り組みとして、小型の「pocket operator」のアプリ版が登場、Teenage EngineeringからPixel専用アプリとして提供される。Pixel版pocket operatorは、カメラで撮影した動画を素材にした楽曲を制作できるというもので、複数の音のレイヤーやエフェクトの追加、パターンやビートの作成などで、自分だけのミュージックビデオを制作できる。アプリはPixel 5以降に対応、UIは英語のみ。

音声増幅アプリ

ベータ版として公開されていた音声増幅アプリの会話モードが正式に提供される。対応はPixel 3以降。聴覚障害のあるユーザー向けのアプリで、周囲の雑音をフィルタリングして必要な音を増幅、カメラを使って会話する相手にフォーカスを合わせると相手の音声だけを増幅できる。

Google Meetのノイズキャンセル、肌色を考慮したフィルターなど

Google Meetのノイズキャンセル機能では、交通雑音や犬の吠え声といった背景雑音の除去が可能になる。Google Workplaceアカウントの有無に関わらず、すべてのPixelユーザーが利用できる。

Googleフォトにはリアルトーン フィルターが追加される。専門家と共同で開発されたもので、被写体となっている人の生来の肌の色を正しく認識して、自動補正などが適切に行なわれるようにする。

このほかPixel 6とPixel 6 Pro向けに提供しているテキストメッセージの翻訳機能には、中国語(繁体字)、オランダ語、韓国語、タイ語、トルコ語が新しい対応言語として追加される。