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NTTとNTTデータ、海外事業統合

NTTデータとNTTは9日、海外事業の統合を発表した。NTTデータグループの海外事業にNTTの完全子会社であるNTT, Inc.の海外事業を統合し、競争力の強化を図る。

NTTデータ、NTT, Inc、NTT Ltd.のそれぞれが事業運営を行なってきたビジネスユーザ向け海外事業を統合。NTTグループ一体で事業展開していく。10月1日にNTTデータ 55%、NTT 45%の共同出資により、海外事業会社を設立し、戦略面・実務面でのNTT連携を進める。

新会社の売上規模は、約3.5兆円、従業員数約18万人、海外売上高比率約60%となり、インフラからアプリケーションまでのEnd to Endのサービスを提供。NTTの研究開発の成果も活用し、Smart Worldや5G等の分野におけるビジネスを推進するとともに、中長期的には、IOWN構想を中核とした高度なサービスの実現に取り組む。

2023年7月には、国内事業会社を設立し、NTTデータの持株会社の傘下に国内事業会社、海外事業会社を配置する事業運営体制に移行。新たな事業運営体制により、迅速な意思決定、機動性の向上、柔軟な制度設計等を通じて、ガバナンス強化を進める。