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東海道新幹線、喫煙ルームを改造したビジネスブース

JR東海は、東海道新幹線のビジネス環境の拡充に向け、N700S車内に「ビジネスブース」を試験導入し、5月9日以降、順次サービスを開始する。

N700Sの7・8号車間のデッキ部に、一時的な打ち合わせ、Web会議、電話などに利用できる個室タイプのビジネスブースを、試験的に3編成に導入する。室内にはテーブル、ハイチェア、コンセントなどを整備する。'21年8月に、喫煙ルームを改造して設置することを発表していた。

ビジネスブースイメージ

提供区間は東京~博多間。利用対象は7号車利用者、利用人数は1グループ2名まで、利用時間は30分以内/回。当面の間、無料で利用できる。該当列車の運行については、当日の朝、JR東海のホームページにて公開される。

利用方法は、乗車後、7号車座席の案内リーフレットに記載のQRコードから、予約システムにより利用の順番を確保する。順番になると、メールで通知が届く。空いている場合は、ブース内のタッチパネルを直接操作して利用できる。

利用開始画面イメージ

そのほか、ビジネス環境整備の取り組みとして、駅待合室ビジネスコーナーを拡充。半個室タイプのビジネスコーナーを東京駅、名古屋駅、新大阪駅に設置しており多くの利用者がいることから、品川駅、新横浜駅、京都駅の待合室に、新たにビジネスコーナーとコンセントポールを整備する。これにより、東海道新幹線の全ての「のぞみ」停車駅で利用できるようになる。また、東京駅、名古屋駅も追加整備する。使用開始時期は、新規整備の3駅は7月頃、追加整備の2駅は9月頃。

ビジネスコーナー
コンセントポール
整備後のビジネスコーナー・コンセントポール設置数