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分譲マンションの空き駐車場を住民でシェア「akippa private」

akippaは、マンションなどの駐車場のオーナーが住民など特定利用者のみに貸出を行なえるサービス「akippa private」(アキッパ プライベート)の提供を開始した。3月1日から利用できる。

分譲マンションの管理会社など駐車場のオーナーが、特定のユーザー(マンション入居者など)のみを対象として、使われてない駐車場を貸し出せるようになるサービス。近年は都心部の分譲マンションで附帯駐車場に空きが増える一方、来客や介護などでの一時利用の駐車場は不足していることから、その有効活用が課題になっているという。akippa privateを使うことで、こうした分譲マンションで使われていない、管理会社が管理している駐車場を入居者に限定してシェアできるようにし、有効活用を図れる。

一般の「akippa」会員は、akippa privateのページの閲覧や予約はできない。このため、akippa privateを利用した駐車場の貸出は、駐車場を広く一般向けに提供した際の「外部収益」とはみなされないとしており、税や申告手続きのコストを抑えながら空き駐車場の有効活用が可能になる。また利用者から徴収する駐車場利用料はすべてキャッシュレスで、管理会社の工数を削減、現金取扱リスクやコストを回避できる。

同サービスは、分譲マンション以外でも、賃貸マンション・アパートや学生寮における入居者や来客者専用の駐車場として、また公団や団地での介護事業者専用駐車場、オフィスビルでの関係者専用駐車場などとして活用できる。