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コクヨ、水も容れられるダンボール箱「CARTON 2.0」

コクヨが運営する東京・千駄ヶ谷のショップ&カフェ「THINK OF THINGS」は、水も容れられるほどハイスペックなダンボール箱「CARTON 2.0 ARCHIVE BOX」を、2月10日に発売した。価格は2,900円。

CARTON 2.0は、1980年に機能性ダンボールを開発したアイザックと、コクヨ THINK OF THINGSのコラボレーションによるプロダクト。水産品や冷蔵品を運ぶために使用されている特殊なダンボールを用いた、日常生活の中で使いやすいサイズのアーカイブボックスとして販売する。

湿度からの保護や保冷ができるほか、特殊な構造により水も容れられるというダンボール箱で、大切な書類や服の保管、食品の保冷、ランドリーボックス、プランターボックスなど、様々なシーンでの活用を想定している。

素材は、ダンボール原紙にPETアルミ蒸着フィルムがラミネートされたアイザック製「クールダン」。フィルムの特性と断面の空気層を活かし、ダンボールに保冷効果、耐水効果、防湿効果を持たせているほか、通常のダンボールより防臭性能が高いという。保冷・保温性能は、発泡スチロールに近いとしている。廃棄時は焼却処理可能で、ダイオキシンは発生しない。

水を容れても漏れない理由は、ボディとフタがそれぞれ1枚のダンボールを折り込むことで完成する、一切接着がなく隙間がない構造のため。ただし永久防水ではなく、表層に微細なピンホール等がある場合、徐々に浸透する可能性がある。

持ち手の穴を備えることなく、箱をつかみ、持ち上げられるよう、ボディの上部の深めの折り返しがフタと合わさる構造を採用。また、折り込みの構造からできた、側面の斜めのラインも特徴としている。

短辺の面はボディとフタの長方形だけが見えるシンプルな構成。シルバーの鏡面とともに、横に並べた際の見た目の良さを図り、ダンボールの目方向を横目に合わせたデザインを採用した。

サイズは415×368×252mm(幅×奥行×高さ)で、内寸は376×335×245mm(同)。販売はTHINK OF THINGS店舗およびオンラインショップ。

CARTON 2.0